今回の本はあとがきを書いてみよう、と思っていたのにページ数がかつかつになって奥付けを間に挟むしかなく、あとがきを入れる場所がなくなってしまいました。代わりにここに書くこととします。
前回まほやくで本を出したのがたぶん2022年、描きたいことはまだまだあったのに仕事が忙しくなり、とても同人誌を出す余裕などない生活になってしまいました。なので、また晶フィ本が作れて良かったな〜と思います。お手に取ってくださった方々、ありがとうございました。
本を出さないあいだのイベントやカドスト、ホーム画面のセリフなどでワーッとなった色々を詰めました。詰めすぎてしまいました。そのため読みにくかったり、分かりにくかったら申し訳ないです。
・蓄声機の話
蓄声機が実装された頃にプロットを書き、かたちにすることのないままでいたので、数年越しにやっと描けて良かった。蓄声機の詳しい仕組みがよく分からないのですが完全にメタ的なアイテムなので、あれが何のためにあり、賢者以外がどう扱う物なのか謎です。

帰った賢者は違和感を覚えないほど自然にぼんやりと忘れられてしまうようですが、真木は記録されている事柄が歴代の賢者に比べて多すぎるので、そういうのはどうなるんだろう?ただ実感を伴わない、思い入れのない映画を観るような気持ちになってしまうのかな。綺麗さっぱり忘れられてしまうよりも遣る瀬無いことのように感じます。
・南で暮らしてる晶フィの話
38ページくらいかけて描くべきものでしたが、もはや伸ばせる段階になかったのでギュッと濃縮してしまいました。「ファタリタの果実に口づけ」ログスト3、シノとの会話におけるフィガロの「キラキラの包帯」発言が好きすぎて、実際にこういう対応をされた子もいたのかなと思って描きました。初恋泥棒を自認してるので、やってると思います。

話の流れに猫耳は全く関係ないのですが、「猫まどろむ静穏の木漏れ日で」に準ずるイベントを毎年やって、猫耳立ち絵21人分出してほしかった〜フィガロの猫耳立ち絵が見たかった〜という気持ちが出ました。獣耳自体は他のイベントやコラボ商品でも出てますが、ゲーム内のフィガロの立ち絵はツノしかつけたことがない気がします。あざとすぎて駄目なのかもしれません。いつかつけてほしいです。

晶フィのイチャイチャ♪が描けて楽しかったです。フィガロの診療所は居住スペースも兼ねているように見えたので、そこで一緒に暮らしているという想定でした。チェストの上にあるのはサマーバカンスの笛です。
晶フィに限らず、あの世界のモブキャラが好きなので、そういう漫画も描けたらいいなと思います。また何か描いたときは、読んでいただけると嬉しいです。