デザイン・ディスコースとしての映像活用

キャナイ
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(以下、2024年2月に自社メルマガに掲載した文章の転載です)

私は映像プロデューサーとして、クライアントワーク以外で取り組んでいることに、コンセントYouTubeチャンネルのプロデュースがあります。

映像といえば、企業や個人の伝えたいことありきでつくることが一般的ですが、私たちのYouTubeでは異なるアプローチを試みています。

経営学者のロベルト・ベルガンディ氏が提唱する「デザイン・ディスコース」という概念があります。立場や専門分野の異なる人々が日常的にコミュニケーションすることで、特定のテーマに広く深い考察がなされ、イノベーションが生まれるという考え方です。

この概念に着想を得て、私たち自身がデザインについて対話するシリーズをつくっており、そのうち1つをご紹介します。

【DX推進スキル標準】DX推進に求められる“これからのデザイン”とは?

活躍分野の異なるデザイナー同士が「対話」を行い自己開示を重ねたり、私がインタビュアーとなって質問を投げかけることで、「そもそも」を問い直すコミュニケーションの場が形成されています。

そしてその様子を映像でまとめることで、ひとつのナラティブ(語り手自身を主役とした物語)が構成され、視聴者に新しい発見や議論のきっかけがもたらされることを目指しました。

他にもYouTubeでは、対話による発見を試みたシリーズを展開しており、また映像以外にも対話を重視したプロジェクトの事例があります。ぜひご覧になって、ご意見ご感想をいただけると嬉しいです。

@kyanai
コンセント 映像プロデューサー www.concentinc.jp