note下書き

きゆか
·

環境を変えることが好きだった。不安を持たずに新しい環境に飛び込むことが得意だった。

そうだったはず。

12月からまた新しい土地へ引っ越す。しかし今回、いつもとは違う『不安感』が押し寄せている。これが年を重ねるということなのか。それとも、夏に患ったうつ病の後遺症なのか。若いころからチャレンジすることの大切さを改めて感じる。新しい環境へすぐに飛び込めたあの頃がなつかしい。

中学生の頃をよく覚えている。引越しがきっかけで、小学校の友達とは離れてしまい、隣町の中学校へ進学した。当初はすぐに新しい友達ができると思い、めちゃくちゃ楽しい中学校生活しか想像していなかった。けれど1ヶ月間ひとりぼっちだった。

こんなことがあっても、また新しい環境へ飛び込みたくなった。高校である。私はデザインを学ぶために市外のデザイン科のある高校へ受験することを決意。

高校卒業後の進路も県外を希望していたが、落ちてしまったため地元で就職。しかしその4年後、県外へ出ることになる。

同じ場所にとまることなく、ずっとずっと新しい環境を求めてきた。

でも最近考える。そろそろ定住したい。定住して家族を作りたい。育休して仕事をセーブしたい(これは休職したいという意味ではない)。でもそれらは簡単なことではない。

環境を変えてうまくいったこと、いかなかったこと、たくさん体験してきた。だからこそ、不安から先に考えてしまう。落ち着きたいという本心と、果たしてどう戦うべきか。

@kykkykw
デザイナー