同人誌の装丁備忘録。今年は4冊出しました。
●1冊目 5月
表紙:モデラトーンGA 160k スノー、本文:アドニスラフ、遊び紙:クラシコトレーシング ピンク
印刷:大陽出版さん
手元にないため画像なし。表紙の触り心地は気に入ってるけどすごく傷つきやすい紙なので保存に向かないと思った。画用紙のようなふわふわした触り心地。本文のアドニスラフは大好きな紙だけど黄変する性質があるのでこれも保存に向かない。とにかく保存に向かない一冊爆誕。
↓2刷目

表紙:サーブルスノー160k、本文:コミック紙クリーム、遊び紙:両更クラフト
印刷:金沢印刷さん
サーブルスノーは裏抜けする紙なのか印刷の少ない裏表紙から本文が透けて見えた。何回か使ったことのある紙だけどこれは初めて認識。表紙に色があるか、遊び紙があれば問題ないと思う。めくり心地よく触った感覚も好きな紙だけど使用4回目なので食傷気味。
●2冊目 6月
表紙:アートポスト180k、マットPP、本文:書籍バルギー、遊び紙:色上質紙ブルー
印刷:大陽出版さん
手元にないため画像なし。確かめちゃくちゃ時間なくて修羅顔で入稿した記憶ある、再録本なのになぜそうなるのか。シンプルなコースのシンプルな一冊。遊び紙は前後1枚しか選べない場合、前がいいか後がいいかよく悩むけど前にすることが多いかも。
●3冊目 11月

表紙:ミラックス V 220kg、カラー4色刷 + 白押さえ、クリアPP、本文:書籍用紙 90.0kg 淡クリーム、遊び紙:色上質 90kg やまぶき
印刷:栄光さん
背が丸かった。(私の背幅の取り方が悪いのか紙の質なのか栄光さんの癖なのか不明)カラー印刷なのにほぼ黄色と黒しか使わなかったけど、紙が派手なのでデザイン的にはまとまった印象。白インクがオンデマンドじゃなくても濃い目にハッキリ出ていてよかった。かなり細かく印刷で表現してもらえそうなので、ミラックスで光らせたいところと白で抑えたいところをもっとよく考えて原稿を作ると楽しいと思う。
●4冊目 11月

紙:コミック紙クリーム、折り綴じ本(ステープル)なので表紙と本文の紙はおなじ。
印刷:ROSA ROZZAさん
写真だと白っぽく見えるけどもう少し黄味がかった色。クリーム色の本文は目に落ち着いて好きだから、折り綴じ本でクリーム色を使えるとこを探しました。ホチキス止めの本でエロを描くとページがばーんと開いて恥ずかしいですね。まあゆっくり開いても恥ずかしいか。
おしまい。
装丁にまったく興味なくて、いつもPP無し遊び紙なし表紙カラー本文墨で紙はセットで組まれてるものを使ってる知人がいて、中身勝負でカッコいいなって思う。一方で私は凝ってる装丁の同人誌も好きで、開いたときに裏表紙がカラーだったり、遊び紙に印刷入ってたり、本文カラーインクだったりちょっとした拘りがあると嬉し!って思う。欲しくて手に入れた素敵な一冊が、好きな紙が使われてたり推し印刷所さんだとすごくテンションあがる。単純なことだけど時間やお金を割くのって簡単じゃないと思うからそこに熱量感じて感動したり。でも前述したけどガワに拘らないのもスマートですごくカッコいいね……ヘタが真似すると怪我するかな?