20240815

kyri
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公開:2024/8/15

昨日は図書館で勉強したのだけどどうにもやる気がなく結局だらだらと持ち込んだ本を読み、夜も眠かったから日記も書かずに寝てしまった。この夏休み中はなるべく日記を書こうと思っていたのに……でも結局夏休みもしばらく続くと日記もネタ切れになってしまうことがわかった……。

終戦の日にそこまで思い入れはないけれど毎年曽祖父のことを思い出す。父方の曽祖父は硫黄島で死んだらしい。イーストウッドの『硫黄島からの手紙』を観るたびちょっと不思議な気持ちになる。あの映画については、米軍が上陸する前に赤痢で死んでしまった主人公の仲間のことが頭から離れない。いくら何でも無念すぎる。どんな死に方も無念だが、戦死と呼んでいいのかすらわからない死に方も確かにあったのだと思うと胸が締め付けられる。曽祖父がどんな死に方をしたかまでは知らないし、きっと遺骨も島に残ったままなのではないかと思うけど、でもそんなわけで、私は硫黄島という変な名前の島のことは死ぬまで忘れないだろう。

今日も朝から勉強しに行こうと思っていたのだけど、朝起きてみてあまりにだるく、あまりに眠く、どうしても体が動かなかったので午前中ずっと寝ていた。今日はもうこのまま家から出ずにごろごろしていようか……と、14時くらいまでヤマシタトモコのインタビュー本を読んでいたものの、午後になったら何となく持ち直してきて、そういえば駅で古本市が開催されていることも思い出して、結局のそのそと着替えて出かけてきた。古本市で朝吹真理子『抽斗のなかの海』を買って、図書館まで足を伸ばして取り寄せておいた植本一子『降伏の記録』を引き取る。1時間ほど本を読んですぐに帰った。帰り道でぱらぱらと雨が降った。台風のことを思い出す。インスタを見ていても関東のいろんなお店が臨時休業のお知らせを出している。新幹線も止まるみたいで、大変だなあと、他人事ではあるが思っている。そういう自分も月末にCLAMP展を見に東京に行く予定があるので、どうか台風よこないでくれ……と今から祈るばかりだ。この時期の宿命である。仕方ないことだけど、それでも来ないなら来ない方がいいに決まってる。

一子さんの日記を読んでいると、私も自分の日記をできる限り克明に書き残そうという気持ちになる。変わり映えがしないから、すぐネタ切れを起こしたりもするんだけど……それでも、その一日に起こったことが何であれ、それを書き残すということ、それが未来に残っていくということ、未来の自分がいつかそれを読み返すときが来るということ、そしてその日のことを思い出すということ、そのどれもに圧倒されてしまう。先日も書いたけど、「今日はこうした、どこへ行って、誰と会って、これを食べて、こんなことを考えた」という事実の記述こそその人をその人たらしめているというか、その人自身の人格や感性や人生が全て詰まっているというか、だから決して日記は馬鹿にできないし、まさに塵も積もれば山にもなる。やっぱり続けることが大事。

これにて6日間の夏休みが終了。嫌すぎる。明日からまた仕事だなんて考えたくないよ〜まあ明日は金曜日なのですぐにまた土日が来てくれるのはありがたいけど、来週以降のことを考えると憂鬱だ。試験も延期になっているわけだし……私の安息の日はいつ。そういえば今回の新刊を作った印刷所が急な人手不足とかで、秋の受注を一時的に制限するというお知らせをtwitterで見た。再販をお願いしている私のところにももしかすると仕様変更の依頼が来るかもしれず、昨日からちょっとびくびくしている。私の安息の日はいつ。それにしても再販にまつわる追納申請も支払いも入稿も告知も全部忘れそうで本当に怖い。誰かリマインドして〜!

@kyri
週末日記