20240614

kyri
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また日記を書くのをサボってる。書くのをサボっている間にいろんなことが……いや、特になかった。強いていうなら6/9に電車で痴漢じみた奴に遭遇してしまって、警察に相談すべきか微妙な案件だったのだけど、結局いまに至るまでまだ相談はしていない。語弊がありそうだけどすごくせこい触り方をしてこられたので本当に痴漢なのかどうかすぐには、そして自分一人では判断がつかなくて結構もやっていた。もやったので、インターネットで調べたら性暴力に関する支援センターなるものを見つけ、LINEで相談できるみたいだったので、電話よりもハードルが低いなと思って試してみた。そうしたら思っていたより丁寧に話を聞いてもらえて(当たり前か)「程度がどうであれあなたがいやだと思ったならそれは性暴力です」と言ってもらえたりもして、ちょっとすっきりした。これで自分の中では割と話がついてしまって、再犯とか、私の他にも被害に遭うかも知れない人のことを思えば警察に相談するべきなのかも知れないけれど、私にコストがかかりすぎる。なんで加害者はノーコストで被害者ばっかりこんなに手間も時間もかけなきゃならないんだろ。でも悪いことってそういうものか。随分と腹立たしい。でも被害に遭った当日はかなり混乱して半分パニックにもなっていたけど今は全然けろっとしている。電車にも普通に乗れるし、体調をおかしくしたりもしていないので、あんまり心配しないでください。でも少しだけ私と一緒に怒ってもらえると嬉しいです。


上司が東京に異動になってしまって、今までもオイスターバーだのカラオケだのタイ料理だのインドカレーだのと色んなところに遊びに行く仲だったので、ふつうに嫌だな〜と思っている。新しい人は大阪から来る人で、この町には訪れたこともなかったそうだ。今日、上司の引き継ぎで初めて顔を合わせたのだけど、新しい人はすごく優しそう。人が良さそう。頼りになるかどうかはわからないけれど、むやみやたらに人を嫌うことはなさそう。嫌われることも多分なさそう。多分、大丈夫だろうなと、その人の笑顔にちょっとほっとしたけれど、でも、仕事終わりに飲みに繰り出して鬼滅の刃や封神演義やガンダムの話ができる人ではないんだよなと思うとやっぱり寂しいと思う。鬼滅の刃や封神演義やガンダムの話ができる人の方が珍しいわけなんだけれど、でも、そんな人が上司だったのはひとえにただ幸運だったんだよなあ。行かないでくださいとも言えないし、寂しいけれど、残された人間は新しい人を受け入れてやっていくしかないんだよね。生きている限り人間関係は循環する。


ペーパードライバー講習も地味に続けていて、先日は10年ぶりの路上に出た。怖すぎ。これ、隣に人が乗って色々アドバイスしてくれるからまだいいけれど一人で乗れと言われたら乗れる気がしない。速度表示や前の車や信号や白線やとにかく色々、考えることが多すぎる。怖すぎ。でも10年前の私はそんな恐怖を振り切って一応免許取得までこぎつけているのだから、10年前の私にできて今の私にできないことはないだろうと、どうにか奮い立たせている。講習はあと3回残っていて、この3回が終わったら今度は家の車で練習すればいいよと家族は言う。もしも私が車の運転、もしかして楽しいかもなと思うことができて、もっと遠くまで行ってみたいなとも思うことができるなら、私もいつか車を買うのかも知れない。全然想像つかないけれど。でも今車ってまじで超高いんですよね。会社の人がよくこぼしていたけど今って車すごく高いらしい。えーっ、そんな大きな買い物やっぱり怖い。


明日は午前中を勉強して、午後から『オペラ座の怪人』デジタルリマスター版を観に行くつもり。20年前にも観てるし大好きでDVDもサントラも買ったし観まくったし聴きまくったけど、まさか20年経ってもう一度映画館で観られるなんて思わなかった。とても嬉しい。20年前ということは私は中学2年生だったらしいんですが、もうめちゃくちゃハマっていたのだよね。幼稚園児だか小学生だかの時に児童書版を買ってもらって、大好きで何度も読んで、原作小説も頑張って読んで、そしてこの映画だったものだから、思い入れもひとしおなんである。が、私はなぜか劇団四季に縁がなくて劇団四季の『オペラ座の怪人』はまだ一度も観たことがない。えっ? って思われそうだけど、私はしょっちゅうこういう取りこぼしを起こすんですよね。学生時代に神戸にいたのだからその神戸にいる間に色々観ておけばよかった。演劇に身を滅ぼしかけた貧乏学生だったので、そんな余裕はどこにもなかった。


今日は仕事を早上がりして駅前のサンマルクで宇治抹茶ラテを飲んで一休みしていた。今ここで私が警察に電話をかけて、先週痴漢に遭ったんですけどと話し始めたら周りにいる人はどんな顔をするだろうなと考えた。いま隣でチョコレートパフェを食べているこの女性はどんな顔をするのだろう。考えて、だから、電話はやめた。それに私は本当はスタバに行きたかった。スタバにしてもマクドにしても、本当は大好きなのに、いつになったら、後ろぐらさを感じることなくまた訪れることができるようになるんだろう。

@kyri
週末日記