まずは昨日の日記に感想レターを投函してくださった方々、waveboxにスタンプを入れてくださった方々、ありがとうございました! えーん、みなさんお優しい……おかげさまでなんとか仕事を乗り切ることができました。乗り切ったというにはまだ早いのだけど、来月も自分のペースを守ってどうにか頑張っていこうと思います。季節の変わり目でもありますからね、みなさんもお体に気をつけて仕事に趣味に頑張っていきましょう。そういう私は早速喉を痛めているわけですが……
そして休暇を取っていた金曜日。いつもと同じ時間に起きて、通勤に使う同じ電車に乗り、今日は終点の金沢まで。

金沢に来るたび鼓門の定点観測をしている。今日の鼓門は曇天ですね。金沢に来たのも去年の旅行ぶりかな? まあ交通費はかかるとはいえ鈍行で行けるところにあるのだからもっと積極的に金沢まで足を伸ばすべきだな〜、と言っても金沢に来たところでいつも同じ場所にしか行かないんですが……

今日はこれを観に来たんでした! 2週間限定上映だし、例によって富山では上映してくれないしで、去年のトワ以来の映画館に再び出向きました。平日朝イチの回は安くてよかった。なんかこの映画館、色々良心的だな……
おそらく金沢でも上映はこの映画館だけだったと思うので、平日朝の回にも関わらずそれなりにお客さんが入っていた。オアシスを愛する人はどこにでもいる。この日記を読んでくださっている方にはお分かりな通り私は東京ドーム行けなかったので、こうして再結成ツアーを映画で再構成していただけるのはありがたい。観てよかった。最初のリハ映像はまだリアムとノエルがぎこちなくて空気が張り詰めてて見ててちょっとハラハラしていたのだけど、ツアー本番になればだいぶ打ち解けていたり二人で揃ってインタビューに応じていたりして、改めて、この人たち本当に仲直りしたんだ! という感慨深さがすごかった。ツアー本番で二人を見て感極まるお客さんたちを見て私も映画館で感極まる。こんなにたくさんの人が泣いてくれるんだから喧嘩なんかしてないで……と思ったりする。いや誰にでも喧嘩する自由はあるけれど、でも喧嘩せずに過ごした15年と喧嘩して過ごした15年を比べるなら絶対喧嘩せずに過ごした15年の方がいいに決まってるんだよな。雨降って地固まるって言いはするけどなくて済むならない方が良くないですか? 喧嘩して口も聞かないでお互いわだかまりを抱えて過ごす15年はもったいないよ。喧嘩しようがしまいが時間は平等に流れていくものだからさ。仲直りした二人を見て観客の人たちが「人生は貴い」って言ってたけど、喧嘩しようがしまいが人生は貴いです。
とはいえ、大喧嘩して15年間口聞かなかった兄弟がここまで和解して再結成ツアーやって二人揃ってインタビューに答えて、っていう映像を見ていると勇気づけられるところはある。世界が終わるんじゃないかレベルの大喧嘩をしたとしてもいつか許せる日はやってくるのかもしれない。いつかは誰のことも許せるのかもしれない。ギャラガー兄弟でさえ和解できるんだからあるいは私も……って思える人が出てくるとするならそれは喜ばしいことだ。
しかしやっぱりDon't Look Back In Angerの大合唱は映画館で観てても感極まってしまう。あれは唯一無二だ、一度は体験してみたい……ていうかDon' Look Back In Angerっていう曲作ってるんだから体現してくれないと困る。15年かかってんじゃないよ。いいけどさ!

金沢でお昼ごはんを食べてすぐ帰ってきたらガーデンガイドが届いてた! 発売されてからというもの、本当に私のポラリスは載っているのか? と疑心暗鬼に囚われていたけれど、勇気を出してページをめくってみたらちゃんと載っていました! すごい、こんな30周年&60回目の記念のパンフレットに自分の本が載るとかそんなこと誰も思わないでしょ。素晴らしい記念をいただいてしまった。
J庭当日が終わるまで紹介文の中身を載せるのはNGなので引用はしないけど、すごく丁寧な紹介文をいただいた。中でも悠介のことに触れてくださったのが個人的にはすごく嬉しかった。海渡や北斗はもちろんだけど、ポラリスはその周りにいる美沙都や美帆、そして悠介も私にとってはすごく大事で、特に悠介は演劇人ということもあって思い入れもすごくある。彼が海渡たちに語ることは、私の願いでもあり、祈りでもある。
「でもな海渡くん。世の中には、めちゃくちゃ頑張ったからこそ、すっぱりやめて、次に行くって考え方もあるんだぜ」
悠介さんは続ける。
「めちゃくちゃ頑張った、めちゃくちゃ好きだった。でもだからこそ、やり切ったって自分でちゃんと思えるなら、やめたっていいんだよ。続けることだけが、好きでいることの証明ってわけじゃない。そりゃ、もう好きじゃなくなったからやめるってこともあるさ、でも、そうじゃないことだってあるよ。やめたからって、打ち込んでた実績や記憶が消えるわけじゃない。それに、仕事にはしないってだけで、就職しても芝居を続けようと思えば続けられるだろうしな」
続けることだけが、好きでいることの証明ってわけじゃない。その言葉に、俺はなぜだか、孝弘さんのことが頭をよぎった。めちゃくちゃ頑張ったからこそ、すっぱりやめて、次に行く。好きだったからこそ、手放してもいいのだと思うなら、そうしてもいい。手放しても、消えないものはきっとある。
「だからな二人とも。好きなものをちゃんと好きでいろよ。好きなだけ、好きでいろよ。あとあと手放してもいいように、そのときに悔いがないように。何かを好きだったってことは、いつかきっと、君らを守ってくれるからな」
『Sail to Polaris』pp.120-121.
ポラリスを書いて、公開して、本にしたはいいけれど、今までの作品と比べてこれは自信作です! って思ったことはなかった。もっとやれることがあったと思うし、私自身がもっと楽しんで書きたかった。海渡と北斗の物語が私の新しいライフワークになればいいなって思ってたけど、そうはならなかった。だけど、本にして半年経って、編集部の人から連絡をもらって、こうして心のこもった紹介文とともにパンフレットに掲載されることになって、改めて、書いてよかったって思う。創作をやっていて、私の打ったボールがどこかで跳ね返って戻ってくることはあまり起こらないし、私の本を読んだ誰かが、ほんのひとときだけ私の物語のことを考えて、何かを思って、それを私に伝えることなくまた日常に戻っていくというその営みこそが美しいのだと思う。だけど、たまにこうしてボールが返ってくると、やっぱり、嬉しいなって思う。また頑張ろうって思う。ということで新刊の『最後の蝉はサイダーの夢を見る』もよろしくお願いします!
そして夜は念願の金ロータイタニック後編。blueskyで実況しながら観ました。うるさくしましてすみませんでした。私、タイタニックが放送されると絶対同じことを何回も何回も喋ってる。そして言いたいことが泉のように湧き出てくる。やっぱり石田ジャック彰は最高(最強)じゃないですか? ディカプに石田彰を起用した人は後世にわたって称えられるべきだよ。これだから金ロータイタニックはやめられない……またぜひ放送してください……観るので……