今日こそは久しぶりに運転の練習をしよう……と思い立ち、午前中にだいたい1時間半くらい車に乗った。なんか、ようやく? 運転がちょっと楽しいかも? と思い始めてきたかもしれない。でもバック駐車とかはまだまだ全然おぼつかない。どっちにハンドルを切ればいいのか毎回わからない。でも、いつか県外のお友達が富山に遊びにきてくれたとき、張り切って車でどこでも案内できるようになりたいというのが今のモチベーション。私も頑張るので、お友達もいつでも富山に遊びにきてください。
お昼ごはんにうどんを食べて、買い物をして帰ってきてからは氷室冴子『銀の海 金の大地』11巻を一気に読んでしまった。読んでしまったよ、ついに、最終巻を。読み終えてしばらく放心した。もうこれで、私がこのシリーズの続刊を読める日は一生来ない。でもさあ、何もかもがこれからじゃないですか、こんなの……私はこれから佐保彦がどんな転生をして、その時々でどんな人生を歩んでいくのか知りたかったよ。真秀ともちゃんと結ばれてほしかったよ。知りたいことがありすぎるよ。でも、真秀の章だけでもちゃんと完結できてよかったって思わなくちゃしょうがないな。他にも私が大好きな小説や漫画にも未完で止まってるものなんて山ほどあるんだし……というか、私の好きな作品は往々にして未完が多い。やっぱり自分の好きな作品が、最後まで好きな作品のまま、止まることなくちゃんと完結してくれるというのは決して当たり前のことじゃないってことを思う。完結してくれるだけで、それだけでほんとに、100点です。だけど、例え未完だとしてもその当時、思春期だった私に一生忘れられないインパクトを与えてくれたというそのことだけで、やっぱり、100点です。誰かにとって一生忘れることのできない作品を人生で一つでも作ることができたなら、その人の人生そのものも丸ごと100点だよ。
それにしても、私の2025年は間違いなく氷室冴子の再発見と、この『銀の海 金の大地』シリーズの復刊とともにあったので、これが終わってしまったということは2025年ももう終わるということ。早すぎる。
銀金シリーズは、氷室冴子自身の「私も自分が書きたいものを書かなくちゃ」という決意のもとに書かれた物語だけど、そういう物語を読んでいると、私も自分が書きたいものを書かなくちゃという気持ちになる。いや、その時々で書きたいものを書いているというのは間違いないんだけど、でも銀金11巻を読み終えたとき、私も、10年前に書いた創作BLの続き(世代が変わって彼らの娘たちの物語)を、いよいよ書くときが来たのかもしれないと思った。今となっては10年前の私の創作BLを知ってる人も少ないだろうし(いや10年前もそもそも少なかっただろうけど)今、10年経って続きを書くことにどこに需要が? と思わないこともないけれど、でも、需要があるとかないとかじゃなくて、やっぱり私にライフワークがあるとするなら、昨日の日記の続きにもなるけど、10年前のこの物語なんじゃないかなあと思うのだった。まあ、そんな天啓みたいなものが降りてはきたけどまだ何も決めてないんですが。どんな物語にするかも何もわからない。わからないけど、でも、今書いてる小説を終わらせたら、次はもうちょっと腰を据えて、考えてみるのもいいかもしれないな。
それから小説のchapter10をちょっとだけ書き始めて、眠たかったので1時間ほど寝て、起きてからは川野芽生『AはアセクシュアルのA』をちょっと読んだ。私はどうしてもaro/aceではないので、勉強のつもりで読んでる。この日記を書いたら寝るまで小説の続きを書いてもいいし、『AはアセクシュアルのA』の続きを読んでもいい。三連休が終わってしまって悲しい。明日は仕事の引き継ぎがある。不安だし、うっすら死にたい気持ちは変わらずあるけど、それでも明日は来るので、ちゃんとやらなくちゃな。