『オッペンハイマー』の初日に滑り込むために休みを取っていたのだけど、明日家族で観にいくことになったので予定が空いた休日になった。予定が空くなんてことはなく、原稿を、してください……ということで、眠いし口が痛いし頭も動かなかったけどどうにか体を起こして朝から原稿をした。ちょっと進んだかもしれない。本編を書いていたときみたいなトリップ感はないけれど、これはこれで、形になってくれると嬉しい。と、呑気なことを言ってるけどもう3月は終わってしまうんです……今月中に脱稿するという目標を掲げていたけれどちょっと厳しそう。いや、3月はまだあと2日ある。いやー、でもな、『オッペンハイマー』観たあとで自分の原稿が進むなんて1ミリも思えない。
引き続き口が痛いのと、なんか嫌な予感がしたのとでもう一回歯医者に行ってきた。そうしたら予感は的中で、口内炎だと思っていたし実際先週はそう診断されたのだけど、今日見てもらったところ、傷ついて口内炎になった歯茎から骨が少し出てしまっていたらしい。は? 怖過ぎません? ということでその飛び出た骨を少し削ってもらい(痛い)薬を処方され、そして後日大きい病院で検査してくださいとのこと。は? 怖過ぎません? たかが口内炎だと思っていたのにこんなことになるなんて。こうして有給休暇に羽が生えて飛んでいく。とはいえ削ってもらったことで骨の先が舌にぶつかって痛い思いをしなくて良くなったので助かった。トッポを食べました。
鬼束ちひろのコレクターズアイテムが届きました。公式がtwitterでしかアナウンスしてなかったのと、私が公式サイトしかチェックしていなかったせいでamazonで予約が始まっていたことに気づかず、amazon特典のメガジャケ仕様を買い逃してしまった……残念。まあいいです。メガジャケとかそういう類のものは買っても結局仕舞うのが大変なので。
先日の日記でも書いたのだけど、NHKドキュメンタリー『神が舞い降りる瞬間』のDVDが収録されているのが一番嬉しい。20年前にVHSに録画して何度も観て宝物にしていたのに如何せん時代の流れとともにVHSを再生できる環境が消滅してしまったのと録画したVHSもどこかに紛失してしまったためにもう二度と観れないんだ……と長い間しゅんとしていたので、この再録は本当に嬉しい。しかしメインは初期アルバム3枚のリマスターとアルバム未収録音源を全部網羅したスペシャルトラックかと思うのだけど、正直、CDを再生する環境もmacにつなぐか化石みたいなCDプレイヤーで聴くかの二択しかなく、この二択の再生方法ではリマスターのありがたみも絶対感じられないと思うし、これを言っては終わりなような気もするんですが、CDよりもサブスクを解禁してください……と思う。結局そうなってしまう。あとデモ音源を収録したカセットテープもついてきたんですけど、いや! カセットテープって! いよいよ再生環境がない。本当にコレクターズアイテムって感じだなあ。
それにしても、パッケージに各トラックの紹介コピーがついていたのだけど、「20世紀の最後に忽然と現れた1人の少女」とか「処女作にして正真正銘の名盤」とか、いや、言いたいことはわかるけどなんか気持ち悪いな……処女作っていまだに使うの? そして一番気に入らないのは3枚目のアルバム『Sugar High』の紹介コピーなんですけど、
「無垢」と「誠実さ」を」武器に、汚濁した世界と戦う使命を持って出現した霊的な少女の祈りと戦いの記録。自分と対峙する全ての人へ、本物の癒しはここにある。
あのね、言わせてもらいますけど鬼束ちひろ自身は過去に自分の音楽が癒し系って言われることについて「そんなんじゃない。癒してないし」ってはっきりコメントしたこともありますからね(面倒なオタクが出現した)出直してこい!
新しく実装された区切り線が可愛くてつい使ってしまう。
これまで書いた日記を読み返してみて、特に昨年末くらいの日記、うわ、私、猫かぶってる……と思った。聞こえてくる声のトーンが違う。この日記を始めたばかりの頃はまだ他所行きの声をしている。二次創作で私と知り合ってくれた人にも読んでもらおうと思ったので、どういう表情で日記を書いていこうかまだ決めかねていたのだと思う。二次創作アカウントはたまにしか顔を出さないので基本的に猫をかぶっていたのだった。けれどblueskyにアカウントを持って、bluesky経由でこの日記を読んでくださっている方もぽつぽつ増えてきて、そして自分が気を許し始めたことで、どんどん文体も話題も崩れていってしまった。二次創作の進捗も最近は書いてないし……。
たまにtwitterの二次創作アカウントのweveboxから「しずイン読んでます」とメッセージをくださる方もいらっしゃるのだけど、今になって恥ずかしい。でも私にとって創作と日記は一心同体のものなので、どちらも読んでもらえることはとても幸せなことなのかもしれない。ありがとうございます。