今日もそんなに暑い日じゃなくて良かった。もう夏の終わりまでこの気温がいい。でも今日の帰り道、蝉が鳴き出していることに気づいて戦慄した。来るな来るなと思っていても夏は来る。蝉で思い出したのだけど、昔中学生の女の子と擬人化蝉の女の子の性の目覚めみたいなR18短編を書いたことがある。どんな趣味だ。でも夏って、生と死と性って感じがする。しずインに怒られるのでここに転載はしませんが、また何か閃いたら生と死と性な夏の物語を書いてみたい。蝉、現実世界にいる生き物としてはワーストレベルに嫌いな生き物だけど創作の世界に放り込むと途端になんだか魅力的なモチーフ。
連休は結局毎日図書館に行って勉強していた。とてもえらい。今日でだいたいノートのまとめ作業が終わった。が、終わったのは良かったのだけどそれで気が抜けてしまって過去問を解くでもなく結局持ち込んだ同人誌を読み耽ってしまった。ベンジー、私をグレッチで殴って。でもおかげで買っても読まない不義理をせずに済みそう。ここ最近全く本が読めなくて、読めないけれど積読は恐怖を覚えるレベルに増殖していてさてどうしたものかと思っていたのだけどこの連休で同人誌を数冊読めたので、このペースに乗ってまた読書も再開できたらいいな。とりあえず『関心領域』最後まで読まないと。そして、前述したばかりの恐怖を覚えるレベルの積読にも関わらず『百年の孤独』気になっている。私は本当に古典に触れてこなかった人生なので、教養を、深めたいです……でもこういう理由で古典に触れようとする時点でもうだめな気がしてならない。うーん、賢くなりたいよー。永遠の課題です。
で、本の再販の続報なのだけど、昨日twitterで再販を悩んでることをツイートしたら今日になってありがたいリプライを数件いただいたので、やっぱりぐちぐちと悩んでないで、やろうかなという気持ちになってきました。納品が9月ってもうそれ忘れられるやつじゃん、と思ったけど待っててくれる人はいるみたい。ただただありがたい。そして、やっぱり部数足りなかったんだな……とじわじわ実感してきて申し訳なくなる。部数、永遠の謎。そうと決まれば後回しにせず印刷所の予約を取らなきゃならない。私はなんでも後回しにしてしまうから……。
また明日から仕事だ。うーん、憂鬱だ。できればずっと勉強していたいのだけどそう言うわけにもいかないし。ていうか勉強勉強って全然私らしくない。創作活動をしたいよ私は。でもこうして勉強と創作の板挟みになって悶々とするの、人生で一番勉強していた高校時代みたいで何だか懐かしくなる。あの時の方が勉強に追われて大変だったのに寝る時間を削って演劇部の脚本を書いたり自分の創作をやったり、ひとえに若かった。なんでもできるような気がしていたし、何にでもなれるような気がしていた。歳をとって、私はそこまで何でもできるわけじゃないし、何にでもなれることはないことにも気づいたけれど、あの、10代の真っ直ぐな展望というか、前途の道が全て明るく照らされているような希望に満ちた感覚のことを思い出しては懐かしい。ひとえに若かった。だけど若いということが何よりの武器だった。そしてその若さが武器であることに、あの頃は気づけなかった。全部は通り過ぎてからそのかけがえのなさに気づく。だけど不思議と後悔はない。後悔がないということは、私なりに10代を精一杯生き切ったという実感があるからなのだろう。だけど大人になってからの方が後悔、多いです……。終了。