東京の方が大雪らしいと聞いて、へえ〜大変だね頑張れ〜と他人事のように思っていたらまさかの地元が大雪だった。聞いてない。天気予報でも今日は雨って言ってたじゃん。昼前からちらちらと降り始めて退社する頃にはぐずぐずに積もって足元がめちゃくちゃだった。マーチンの革靴ではこの雪道は歩けません!
昨日は『ブルーバック』と『カラオケ行こ!』をはしごしてきた。まずブルーバック、脚本が大味だったのと音楽がちょっと大きすぎた。展開としては、まあ…そういう展開になるしかないというか、何も意外性はない。そしてエンドはやりすぎだと思った。映画としてはうーん…な感じだったけど、ミア・ワシコウスカが地元オーストラリアの映画に出たんだという事実で加点。何の得点なんだろう。海は綺麗だった。次、『カラオケ行こ!』の2回目。家族は初回。やっぱり面白い。綾野狂児、足長すぎ。ビルの屋上で座り込んだ時の足首の見え方がやばい。あのビルの屋上のシーンのあれこれは綾野剛のアドリブだそうで、それを踏まえて観たらいや齋藤潤くんめちゃくちゃ吹き出しそうになってるじゃん。笑い堪えてるじゃん。かわいい。入場者特典ボイスカードもきちんと貰えました。家族もいたく気に入ったみたいで、どこぞの漫画サービスで無料部分だけ読んだらしい。綾野剛、ぴったりだとのこと。おお、成田狂児の解像度が綾野剛によって底上げされている。そして和田くんが絶賛され、映画を見る部に入りたいとのことだった。私はといえば紅の脳内再生が止まらずに仕事中でも歌っている。でもルビーの指環も歩いて帰ろうも超超超よかったし(綾野剛は普通に歌が上手いと思う)そして個人的にはキティの兄貴のLemonが優勝してるんですよねえ! あのLemon、初回に聴いたときGReeeeNのワンフレーズにしか聴こえなくて、GReeeeNこんな歌うたってたっけ…? とまじに考え込んでしまったのだけど我に返ってLemonだと気づいた。これ、京都でお会いしたお友達も全く同じことを言っていて面白かったのだった。
家族、『ファミレス行こ。』も気になり出しているんだけど、いや、カ!はよくてもファ。は大丈夫かな……という気がしてる。
仕事中もずっと原稿のことを考えている。いちばん書きたかったシーンのことならいくらでも考えていられる。いちばん書きたかったシーンすなわちこの物語でいちばんしんどいパートなのかもしれないけれど、いやでも地獄の別れ話パートを終わらせた今の私に怖いものなど何もない。何が楽しくて別れ話でお互いを詰めまくる推しカプを書かなくちゃならなかったんだ。というのもこの物語は別れ話をするために旅行に出かけてその後本当に別れる話だからです。救いがない! と思われるかもしれないけれど私はこの物語はグッドエンドだと思っていて、それは最後まで読んでもらったらもしかしたらわかってもらえるのかもしれないけど、要は、関係を長く続けるためには別れた方がいいこともあるっていうことを書きたかったんです。そして今書いてるんです。付き合っている状態のまま関係がこじれてもう二度と顔を見たくないというところまで追い詰められてしまってはそこで本当に終わりになってしまうし、そうなる前に別れましょうという選択は全然ありだと思うのだ。恋愛の話じゃないけれど、私は大学時代に演劇部にいて、後輩の男の子が一人辞めたんだけれど、その理由も「これ以上みんなと一緒にいたら嫌いになってしまうから、そうなる前に辞める」ということだった。まあ、それでも人間関係をあきらめるなよ! という話もありましょうが、私も人間関係の構築は下手オブ下手なので、彼の言うことには全面的に同意したんだった。私はなんだかんだで卒業まで辞めなかったけれどもね。話がそれたけど要はそう言うことをこの物語でも書きたくって、そしてこれはジュンブラフェスで本にするのです。ジューンブライドフェスという名前のついたイベントで、結婚できないからという理由で別れを選ぼうとする推しカプの本を出す。アナーキストかよ。でも同性で結婚できないのは実際そうなんだし、その現実を無視して「俺たち結婚するんだ〜わ〜い!」「おめでとう〜!」みたいな話は書けないでしょうって。そもそもなんでジュンブラフェスに出ようと思った? という話になりそうだな。出てみたかったからです! プライドを見せろ!