ゴールデンウィークにLLM周りの積み記事を消化するついでに、調べた情報を記録する先をObsidianへ移行してみた。
過去に似た役割を課して手に馴染んでいたのは以下のサービス:
simplenote: プレーンテキストと簡易の箇条書きまでで雑にメモを管理するUIUXが手に馴染じみ、10年使い続けてきた。
esa.io: ちゃんと学んだ内容をmarkdownで構造化して記録を残すのに使用。5年ほど使用したが、課金が嵩んでexport&解約。
EvernoteやNotionのようなリッチなwysiwygエディタは、イマイチ手に馴染まずにすぐ辞めてしまうを繰り返してきていた。
simplenoteもアプリへのロックイン懸念はあったことから、エクスポート&インポートを行いappleのメモアプリにデータ移行しようとしてみたりしていた。esa.ioもmarkdownをエクスポートできたため安心して解約できた。
Obsidianは1年前ほどにグラフ可視化のUIがカッコいいなと思い触ってみていた。確かにリンクを簡単に定義できるという文書作成体験は目新しかったものの、実用上はそこまでいらないなとなって採用していなかった。
今回改めて見直してみたところ、markdownをiCloudなどのフォルダにマウントしてデバイス間同期ができるサービスとなっていることを知り、ポータビリティの高さが魅力に思われて使ってみることにした。
結果としては、軽快でシンプルな編集体験と、markdown実体を管理可能な可搬性がいい具合に手に馴染み始めている。githubほどの厳密さは不要なmarkdown向けのレポジトリとして、今後データストックを移行していきたい。
あとプレーンテキストでのリンク編集操作はなかなか洗練されていて良かった。内部リンクを書いたら自動でファイル作成されたり、外部リンクを編集時のみシームレスに展開したりと、GUIボタンをクリックする手間が少ない。
さらに今後はLLMを使ったプラグインの統合などでも遊んでみたい。クイックに作ってみたのはarxiv urlからタイトルとアブストを抽出する機能とかだが、簡単に追加できた。reditを見る感じローカルLLMを走らせるようにしてみる人なども出てきているので真似してみよう。持続可能なプライベート知識ベースにはやっぱり夢がある。