0.希死念慮(本能的な理性、とも)

lae
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光にはなれないと悟った。

自信がある。私は正しく身の程を弁えている、という自信。それは、過小評価もしていない。

光が絶対に正しい。分かっているのに、光に寄す未来を忘れたような身体をして、はじめから闇に惹かれるようになってしまった。

はじめから闇に惹かれることは楽だから。

結局闇になるのなら、はじめからそれを求めていれば、それは希望通りということになるから。そうすれば傷付かない。逃げた。

光のひと。

私に呑まれず、そのまま永く、どうか。