ハッカーと画家や映画ソーシャルネットワークが流行った2005-10年(?)ぐらいに、インターネットで尖った情報発信をしつつ理解のある雇用主君のもとで真面目に働いているタイプのプログラマーが結構いたんだけどもうそういう人を見かけてない
尖った情報発信というのは価値を認める人と嫌悪する人が半々ぐらいいるようなコンテンツのことで、あまり厳密な定義を持ってないんだけど、尖りというのは口調や態度や倫理観が欠けたように振る舞ってみせる? とかの観念的なもので、悪趣味なゴシップネタを扱うということではない。行儀悪く有益なことを言う、ということのなかもしれない
尖った人を見かけなくなったのは彼らが私の見る範囲のオンライン以外の場所に活動を移したとか、情報発信以外の生活に時間をかけているとか、要職に付いて素行が良くなったとか死亡したとかあると思うんだけど、一番の要因は書き手が増えてコミュニティの島宇宙化が加速したことだと思った
「RSSリーダーでブログ全部読む」時代の時は町内を夜回りして不良を発見するような世界だったが、マンモス団地に引越してきたら隣人しか素性が分からん。みたいな
つまり今まで私も尖った人枠の島にちょっといたんだけど最近はそうでもないので見かけなくなったのかと寂しく思う
一方、最近の若いもんは素行が良くて他人が傷つくようなことは言わないポリコレ(語尾)と世代論にすると理解を辞めることはできるんだけど、それも正確と思えなくて例えば動画サイトや配信プラットフォームを検索すると尖ってそうな動画を作ってる不登校10代とか結構いる
彼らのモチベーションは飲食店で非常識な行動をしてみせて笑い合う、といったよくニュースになるネタとは全然指向性が違うので見かける度に尖った情報発信やっとるな。という気持ちになる