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システム開発と「具体と抽象」#1 AIがどう関係してくるのか

laiso
·
公開:2026/7/30

ベストセラー「具体と抽象」の続編っぽい本が出ていたので読んでる

AIをテーマに絡める理由

本書はシステム開発における「具体と抽象」を扱いながら、AIの話題を積極的に取り入れている。その理由を著者はこう説明する。

もし顧客が自分のニーズを最初から明確に言語化できるのであれば、その時点でAIがかなりの部分を解決してしまう時代がすぐそこまで来ています。逆に言えば、顧客ニーズがあいまいである状況こそ、人間の出番なのかもしれません

これまで人間のエンジニア、とりわけSIerの価値は、顧客の曖昧な要求を受け取って具体的な解決策、つまり実装やコーディングに落とし込むところにあった。AIがその具体化の工程を代替し始めた以上、「抽象的な思考」がビジネスの存続条件になったというのが本書の前提である。

昔からそうだったんじゃないの?

しかし顧客に寄り添い問題を理解するというスローガンは、SI業界では四半世紀にわたって繰り返されてきた。著者自身もこの点を認めている。

実はこのような現象はいまに始まったことではなく、……恐らく四半世紀以上は形を変えながらもずっと言われ続けながら結局いつまでたっても実現できていない『永遠に届かない目標』でした。しかし、今回の変化には、これまでと決定的に異なる点があります。AIの登場によって『川上へ』『提案型へ』という長年の課題は、もはや単なる努力目標ではなく、ビジネスの存続条件になりつつあることです。

これまでとの決定的な違いは、何を作るかを定義する側の価値がAIの登場で強まった一方で、言われたものを作るSIの価値が目減りしたことにある。努力目標だったものが、存続条件に変わった。

SI業界崩壊論の本ですか?

本書の議論に従えば、おおむねYES。具体化を主な業務としてきたSIerにとって、AIによる代替は避けにくいという展開であった。

解決策

言われたことをハイパフォーマンスにこなす労働者的な具体化で仕事をしていた人間は、「思考のOSのメタ化」をして抽象的に考え、問題を定義し解決策を提案する側へ回るべきだという。はい・・

感想

川邊健太郎さんが動画で「解決策はAIが全て代行してくれるので、人間は欲望を持つことが大事」と言っていたが、本書の主張に近いものを感じる。

本書の内容自体は前著具体と抽象の話に沿っている。自分はAI関係の新しい視点が欲しくて読んでいるが、まだ途中です。

@laiso
インターネットユーザー。lai.so