「疲れてパズドラしかできない」は本読めなくなった界隈(何それ)でよく使われる表現で、カジュアルゲーム程度の認知負荷しか受け付けられなくなった現代病的な状態。
映画『花恋』にこの言葉が登場する。もともとサブカル好きだった人は生活の文化度がぐっと下がって自己肯定感もなくなるが俺はビジネスで成功するからいいんだと自己暗示に入る様子が映画では新社会人あるあるみたいなトーンで描かれる。
負荷が低くて報酬が手軽な行動ならパズドラじゃなくてもいいし、ゲームじゃなくても例えばネットでけしからん言動を探し回って小言を言うとかでもいい。SNSを鬼リロードして報酬を求める活動はこれに近い
私にとってはテトリスやスイカゲームなどのパズゲーがこれだけど、格ゲーや麻雀が相当する人もいるのかもしれない。
私は本を読むときにシングルタスクに深く集中するのが年々難しくなったので長いこと不貞腐れていたが、ある日何かをやりながら別のことを並列タスクとしてやることでうまくいくことに気づいた。ラジオを単体で聞くのは無理だけど、筋トレしながらだと聞けた、とか。
人によっては注意力が保てないので同時に1つのタスクしか無理という人もいる。もしろ多数派なのだろうか
しかし私にとっては並列タスクの数よりも組み合わせがさらに重要で、食い合わせによっては片方からの報酬を得られなくなることがある。例えばネットブラウジングしながらポッドキャストを聞くのは、脳の同じ機能をカニバッているようで常にブラウジングの報酬だけが勝つ。あと音楽を聴きながらコーディングするというのもしっくりきた記憶がない。
書いていて思ったけど、真面目に研究になっていそうな分野なのでご存知の方は教えて欲しい。