視座を上げない自由

laiso
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ビジネスパーソンとして経験を積んでゆくとだんだん組織とか事業に対して影響を与えることを期待されたり自ら望むようになって視座が上がっていく

これは個々の意志の問題ではなくピラミッド型の集団が成長する構造によって自然に発生する特性だと考えている

なので成長する組織で誠実に過ごしているとコミットメントに応じて勝手に視座が上がっていく

そうでない場合はブリリアントジャークになっているのかもしれない

私はこれをコントロールしたいといつも思っている

例えば飲み会で全社一丸となってがんばっていきまっしょい💪と発言した数時間後にもう余生は猫を吸うだけの生活をしたいと発言したとしても問題なく両方の気持ちは成立してほしい

ひとつは組織に属さないことだと思う

コンサルは視座を運用する商売であるからのぞくとして、たとえば下町の1人親方の技術工は平均的なメガベンチャーのエンジニアリングマネージャーより視座が低い

私の祖父は週末は中京競馬場で万馬券を買っていたが、技術カンファレンスで登壇はしていなかった

これをソフトウェア業界で考えてるとフリーランスエンジニアなんですけど私の知る人たちは高単価な大企業案件でたくさんの人員を束ねていたりするので視座がだいたい高い

例外はRailsアップデートをして去ってゆく流しのプログラマーとかで、純粋な技術(腕力?)によって組織や事業にインパクトを与える彼らは下町職人にちょっと近いので憧れる

万馬券も買ってそう

しかし私も単に孤高のプログラマーに憧れているワナビーという単純な精神構造でもなく

ある時は人材のブラックホール企業でSNSでアテンションしてモメンタム、みたいな状況にも憧れる

ので双方の気持ちを運用していきたい

@laiso
インターネットユーザー。lai.so