ソフトウェア技術記事の宿命として最新の情報について書くと進化の速度が速いのですぐ陳腐化するというものがある
差分が出るレベルじゃなくて環境とか前提が変わって正確な情報ではなくなる
これを防ぐために普遍的な基礎技術に絞ってコンテンツを作るか、反対に振り切って大量消費型な速報や翻訳記事を量産するというアプローチもある
でも私はこの両方を備えた「最新の技術情報を時間をかけて深く調査してできた記事」が読みたいっていうのがある
技術書の新刊をチェックするのが今の所ベストだとは思うけど、もう一段階ぐらいサイクルを早くできないだろうか
という意味でWEB+DB PRESSはちょうどよかったので休止してしまって悲しんでいる
なければ自分たちで作りたいし欲を言えば若年層までリーチしたいから無料で公開したいがそうなるとビジネスモデルとして成立しない
Rubyの るびまとか各言語コミュニティのニュースレターとか最近ではSRE Magazineとかああいう取り組みは偉大だと思う
別の視点でいうと各社企業がPRのためにやっているテックブログは「最新の技術情報を時間をかけて深く調査してできた記事」を新規に公開するメディアになるポテンシャルを秘めていると思う
社内ライターが開発チームを取材し記事にしたり、テックカンファレンスの講演の再編集とかすでに編集部みたいなチームが社内にある組織もあると聞く
そういうリソースを使ってもっも独立系メディアっぽいテックブログが出てきてもいいかなと思える
まぁ個人としてはZennやブログサイトにちまちま投稿するということしかできてはいないんだけど…