世間では「キャリアアップ」や「貯蓄」といったものが、生涯かけて取り組むべきものとされている。しかし、私にとってはこれらは一時的な活動に過ぎない。
私の中では「これは長期的すぎて自分の寿命の期間で終わらない」もしくは「継続することに意味があるので完了がない」と思えることがある。
そのギャップを表すために「これは”一生やる枠”の活動だよな」と呼んでいる。
例えば、「英語の勉強」は、多くの人にとって目の前の目標達成のための手段でしかないかもしれない。しかし、非ネイティブである私たちにとって、それは終わりなき旅のようなものだ。語学力は多層的・段階的にしか変化しない。その過程で私たちは日々直面する課題を解決していくことになる。ある時「全部OK」になってそれ以降はできるようになるということもない。
また、「筋トレ」と呼ばれているものも私の中では体調管理の中の項目の1つ。一時的な目標達成のためではなく、健康を維持するための習慣として、生涯続けていくべきものだ。「ダイエット」も同様でエネルギー収支をコントロールする活動と捉えている。
そして、目に見えないけれど重要なのが「精神の安定」だ。これは、生涯をかけて取り組むべき、非常に困難な課題と言えるだろう。なにせ何をしていいのか分からない。私がときどき発する「うつ病を回避する」「脳を壊さない」といった言葉は、この「精神の安定」を指している。
ようするに私にとっての悲観的なストーリーは、資産を増やすために英語を学び、キャリアアップし、貯蓄に励んだ結果、健康を害し、脳を壊してしまうことだ。これは全力で避けたい未来だ。