ゴールデンウィークはステイホーム一択で、ゆっくりまったりする。これが常。もはやホワイトウィーク。
今年のGWはちょっと違った。マジの、キラキラ☆ゴールデン☆ウィーク。
サカナクション完全復活ライブに参戦したのはもちろん、
な、なんと、
八年ぶりに旧友と再会したのだ…!(文体どうした)
彼(以下、Rさん)は、おそらく私にとって一番古い友達。
旧友・Rさんは生まれも育ちもスウェーデンのスウェーデン人で、私が日本語学校のボランティアスタッフをしていた頃に知り合った。スウェーデンと日本で離れてからも、たまにビデオ通話したり、長文すぎるLINEのやり取りをしたり、穏やかに交流は続いた。このブログに載せている写真はRさんから送られてきたスウェーデンの風景。うーん、積雪量レベチー!ちなみに、「雪が三センチ積もりました」は英語で「We had 3 centimetres of snow.」でいいらしい。神出鬼没・have様の登場である。
八年ぶりの再会までの経緯はこんなかんじ。
昨年のいつだったか、突然「日本語留学をします!」とRさんから連絡をもらった。なんと半年弱は日本にいるらしい。「会えたらいいね!」とお互い話していたものの、私も体を悪くしたことで、せっかくお互い日本にいるのに実際に会うことは叶わず。
すると先月、Rさんから再び連絡が。
「あなたの所に行きます!GWに会いましょう!」
手術の影響も落ち着きはじめ、外出する体力を戻そうとした矢先。ナンテコッタイ。すべて過ぎた今思うと、夢のような再会だったと思う。
Rさん曰く、八年ぶり。数えたんかい。真面目な彼らしい。
円安の恩恵を初めて受けたような気がした(笑)
私の夫も交えて三人でごまさばランチ。ごはんの話はどうしても長くなるから(笑)また別の記事にしたいと思う。その後、近くの公園でfika(フィーカ/スウェーデン文化でコーヒー休憩のようなもの)をした。
夫にとっては初めてできた外国人の友達で、Rさんの人柄もあってか、割と頻繁に会う友達くらいのテンションでリラックスできた。お互いの趣味、好きな音楽、スウェーデン語のレクチャーなど、会話も弾む のどかな休日らしい休日。
八年前はRさんも私も学生だった。今はもうみんな社会人。どうして半年弱も日本語留学ができるのか?仕事大丈夫なん?と日本人の私たちは心配になってしまうけど(余計なお世話)、そこにはスウェーデンらしい秘密があった。
Rさん曰く、スウェーデン企業の大半は勉学のためならば問題なく長期休暇を取得でき、しかも年20〜25日なら有給で、帰国後も同じポジションに復職できるらしい。
医療費・学費は無料という福祉国家の面は世界的に有名なスウェーデン。だけど、労働者や留学にも寛容というのは知らなかった。スウェーデンは税率が高いことも有名だよね。なんと最大で25パーセント(外食など)。とはいえ、軽減税率が採用されていて、本や食料品など生活に必要な物は6〜12パーセントと意外に普通なのよ、と注釈しておきたい。
そんな異文化コミュニケーションを楽しんでいると、夫がややデカボイスでこう口走った。
「スウェーデン行きてーーー」
夫は以前から英語学習や語学留学に興味があり、Rさんと親しくなったことで よりスイッチが入ったらしい。Rさんによると、スウェーデンのベストシーズンは、6〜8月とのこと。10月はしっかり寒いんだって。冬はマイナス20度の世界。エルサくらいしか耐えられんやろ。
スウェーデンの語学留学について調べてみるも、スウェーデン語の学校ばかり。そりゃそうか。
Rさんは母国でも日本語の勉強を重ねていた。日本に留学する前、一年間ほど市民講座のような機関でワンツーマンの日本語レッスンを受けたと言う。
もしかして、英語のレッスンもあるのでは?
と調べてみたら…あった!笑
Rさんの言うとおり、スウェーデンには市民講座と学校の中間のような機関「Folkuniversitetet(なんて読むか知らん笑/国民大学)」があって、とりわけ首都・ストックホルムではたくさんの講座が開かれていた。その中に英語の講座も!しかも英語を英語で教えてくれる。以下のリンク先が詳しいよ。
移民向けの英語講座なのかな。和訳だと「国民大学」なのに外国人も受け入れ、学費も私立の語学学校と比較するとかなりお手頃。すごい。レベルや通学頻度からして学部または院留学対策には向かないけれど、海外で英語を学びたいビギナーや、90日以下の短期留学にはめっちゃいいと思った。なぜなら、ビザがいらないので!この点もすごい。修了証貰えるのもいいね。
Rさんのように、スウェーデン人はスウェーデン語のみならず英語も話せるから、町中でも英語の練習ができる。円安の影響も無視できないとはいえ、skyscanner(航空券の料金比較サイト)を見てもヨーロッパ圏なら日本の国内線くらいの航空券でおでかけできちゃう。外食は税率25%と高額だが、留学となれば自炊やホストファミリーの食事が中心になるだろうし。語学留学先として穴場なのでは?と思った。短期留学なら日本からサトウのごはんやインスタント食品を持って行っても邪魔にならないだろう。
夫よ、語学留学したいならスウェーデンに行け!(CV. 阿部寛)
私は高校大学で留学を経験したけど、ぶっちゃけ大人こそとりあえず海渡っちゃえと思う。余程勤勉な人でない限り、働きながら勉強するって時間的にも気力的にも大変。それならいっそのこと、勉強せざるを得ない、英語をつかわざるを得ない環境に自分を無理矢理置いて、集中して学んだほうがいい。帰国後のキャリアは、スウェーデンと比べると厳しいものがあるかもしれない。そこのハードルはなあ…まだ今の私じゃ考えつかないけど、渡航するときっとこれまでとは違う、時間や生き方に対する豊かさが増すと思う。その豊かさは、年収やポジションが上がることとはまた違うかもしれない。それよりももっと、気持ちや思考としての選択肢が増える、そうした豊かさだと私は考える。そして、語学力を安定または向上させるために帰ってきてからも勉強を続ける。このパターンが無難かもしれない。語学力の低さから留学先で詰みたくない(笑)、MBAなどキャリアとしての英語を欲するなら、事前にしっかり勉強してTOEFLなりiELTSなりスコアを持って、上を目指せばいいんじゃないかな。老婆心ながら。
イメージしよう…私がスウェーデンに行くとする…
まず、Rさん宅にお邪魔!Hej!(スウェーデン語で「こんにちは」)
グレイヴサーモンを堪能。※鮭の塩漬けのようなスウェーデン料理。
そして格安航空でアイスランドに渡り、レイキャビクを起点にツアーぐるぐるして、憧れのホテル(以下、トリップアドバイザーのリンク先参照)に一泊、帰国する!
アイスランドへの想いはまた別の記事にしよう…ギリシャやイタリアも行きたいな…
5〜6月の航空券はかなりお手頃みたいです。もちろん、十年前と比べちゃいかんよ。
なんだか、情報マシマシになっちゃった。
話は戻り。
Rさんとの再会はびっくりとうれしいが両方来て、やっぱり夢のようだった。そして、夫を交えたことにより新たな友人関係として再構築、より親しくなれたような気がします。
私も学生時代のほとんどは日本でした。でも、あまりいい思い出はない。在学中は仲良くしてくれた人たちも、卒業やライフスタイルの変化で次第に疎遠になってしまう。十代特有の人間関係やコミュニケーションに対してあまりに不器用だった。今でも人付き合いはかなり下手かもしれない(笑)
今、仲良くしてくれる友達のほとんどが社会人になってから日本で出会った人たち。学生時代からの付き合いとなるとRさんをはじめ海外にルーツのある人だけ。
異なる国、遠く離れて暮らしているほうが疎遠になりそうなものなのにね。自分でも不思議。
さて、次は!私が!スウェーデンに行く番!
叶うように、また英語と健康と労働を整えていきたいです。
スウェーデンに行きてぇーんで(このオチで納得して)