テンポと近似

lasca
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息苦しい春をぐっと飲み込んだら思いの外すっきりとした初夏が来た。

まだ4月の半ばですが気温は初夏です。半袖の人も多い。写真は友人と行ったくずし割烹のおばんざい。

先週は節々で苦しい思いをしたが、週末に金沢から友人が遊びに来てくれて、アイドルのライブに行ったり、たくさん喋ったりした。

友人が私を親友と言ってくれて驚いたしくすぐったかった。リップサービスでも全然いい。信頼されていると思えたから。

お互いの近況を話す。考え方が全然違うのに居心地がよい。珍しく昔話もしたが、私の記憶力がなさすぎて面白かった。年に数回しか会わなくても、昔話をしなくても仲良くいられる友人のことをかけがえがなく思う。お互いに幸せでありたい。

夜には岡山にいるもう一人の友人を含めてビデオ通話をした。希死念慮に苛まれた時の一時的な回復方法など。あるいは、若い頃よりも一年の体感時間が短いことが現在の苦しみにとって救いたりうるのではないかという話など。「一昨日正月だと思ったらもう正月」な老人がいることを、私は救いだと思っている。ストレスで身体が震える帰路に一人カラオケで大声を出すことが、将来道端で叫ぶ老人につながるとしても、それは今いる賑やかな老人たちに親近感を抱けるというだけの話だと思う。

テンポが違うなら工夫が必要で、私の場合は我慢が必要なのかもしれない。先週、意識的に我慢する時間をとって、確かに時間が物事を進めてくれる場合があると知れたが、やはり立ち止まって耐えるよりも、走りながら考えるほうがより良いのではないかと思ってしまう。我慢している間、ずっとそう考えてしまった。それでも我慢ができるようになっただけ成長なのか、後退なのか。

仕事は今週の前半までが山場だったようで、今日の午後突然デスクで「次にやらなければいけないことがない」状況になってびっくりした。年度末からこっちずっと頑張っていた。とても偉いから自分に少し良い買い物をしてあげたいけれど、ある程度決め打ちしないとまた買い物をしている間に消耗してしまいそうだ。まずは衣替えと断捨離から始めるべきかもしれない。

@lasca
日記