2025-4-19 「話をすること」の力と大切さ

Kei IWASAKI
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公開:2025/4/19

今日は急遽ひとりで青森市まで行ってきた。

僕は青森県出身ではあるけれど、実は青森市ってそんなにゆかりがなくて、多分最後に行ったのは大学受験時のときだったと思うのでおそらく20年以上ぶり。駅そのものだったり駅前の変貌ぶりにもびっくりした

Instagram のストーリーズだけ見てると「コイツなんでこんな観光を日帰りでやってんだ?」となるところなんだけど、観光はもちろんおまけと言うか実際はほぼ観光なんかできてない。本当の目的は先週青森県立中央病院(通称: 県病)に緊急搬送されて入院してしまった母のお見舞いにやってきたという状況

(この間しばらく予定が狂いそうと書いていたのはこれ関連)

実は県病はむかしから家族や親戚の話題でちょいちょい名前はあがっていたものの、実際には一回も行ったことがなかった。で、病院周辺に遠方から看病に来ている家族・親族専用に格安で泊まれる施設があることを今回知った。実際県病は各市町村の病院では受けられない高度な治療が必要な人が集まる場所なので、需要があるのはわかる。今回父はここでかなり寝泊まりしていた模様

病室へ向かう際の病棟の様子が昔の地元のむつ総合病院の病棟と匂いも含めてそっくりで、小学校1,2年くらいに父方の祖母のお見舞いに家族でちょいちょい行っていたことを思い出した。

父と姉とは先週から色々連絡をもらって一部状況は把握していたものの、やっと対面という状況だった。実際病室まで行くといつもの調子で普通に話を始めて「なんか想像していたよりも全然元気じゃん!」というのが率直な感想ではある。とはいえ酸素の管や大量の点滴で青く腫れ上がった腕はかなり痛々しく、重症であるのは間違いないなというのも実感した。この矛盾してるように見えるものが成り立っている状況がすごく生々しくと思う。

面会時間は15分という決まりがあるようではあったけれど、多少は融通を効かせてもらえたところはある。面会中は去年は実家に行けていなかったこともあり、帰省したときにするような他愛のない話父と母とをひたすらしていた。

お昼は父と青森鮮魚市場へ。

英語メニューがいっぱいあったり、丼単品で2,000円超えとか完全に観光地価格な感じになっていたし、結構多言語が飛び交っていたように思う。今回あおもり丼を頼んでみて、まあいい値段ではあったけど味は大満足。普段関東で食べるはま寿司とかがまずいとは全く思わないものの、マグロもサーモンもイカもなんかめっちゃ美味かった。ホタテは肉厚で別格。

父との食事もかなり久しぶりで色々近況を聞けた。つくづく「話をする」ということの大切さが身にしみたな。父も父で、相変わらず仕事はつづけているし地域の活動に参加したりでアクティブに活動していそうで元気そうなところで安心した反面、あまり無理しないでほしいと思う気持ちも年々強くはなる

あと、地味にアウガ(ビルの名前)に入ったのも初めてだった。施設ができたのが上京した後だったから存在は知っっていても今まで一度も行ったことがなかった... なんか地方再開発の失敗例として挙げられてしまうことがおおいアウガだけど、今は市役所の一部が入っているようで、地域の施設としては現役でちゃんと機能していた。

面会時間も限られているため、青森市に滞在してももうできることもなくなってしまった。そのため昼食後は父と別れて、少しだけ時間ができたので青森駅付近を散歩。天気が良くとても気持ちがよかった。思えば最近は自分のための時間というのが皆無な状況だったので、僅かな時間ながらとてもよい気晴らしになった

青森駅前にあった A-FACTORY、これまでと違ったテイストの青森土産が会ったのがおもしろかった。自分用と家族向けに調達

行くときは新青森駅まで新幹線で移動し、そこからバスで青森駅まで向かって父と合流。帰りは在来線の時間がちょうどよかったので電車で青森駅から新青森駅まで移動。

昔は青森県はSuica手に入らないんだよなと思っていたけど、今では一部区間であるけど普通にSuicaが使えるようになっていて進化を感じた

新青森駅は実家がむつ市の場合基本的に立ち寄ることがない場所でだったので新鮮だった。まあこじんまりとした駅ではあったけど青森っぽいものもちらほら見かけた。

時間的に新幹線に乗れたのが16時前くらいで20時くらいには家まで辿り着けそうだったので駅弁はやめてビールとおつまみにした。時間に余裕が無いときは新幹線でビールを飲みたくなる気持ちが最近わかるようになった。

ちなみに行きも帰りもNetflixで事前に大量にダウンロードしたガンダム(ファースト)をひたすら見ていたが、ひとりで移動位ならこれはめっちゃありだと思った。結構「これ見たいんだよなー」と思っていてもなかなかまとまった時間がとれないのもあるし、東北新幹線はトンネルが多くて圏外になることも多いので事前にコンテンツをダウンロードしたものをひたすら見ているだけだとストレスもない。おかげで GQuuuuuuX の理解が深まった。

家にたどり着いてから、A-FACTORYで買った地ビールを1本飲んでみた。このIPAはかなり苦みが強めでかなりガツンとくる感じ


今回、単純なお見舞い以外になにか自分にできることは無いだろうかといろいろ考えていたし、父とも母とも話をしたけど結局で「今できることって大してない」という結論になってしまった。やはり今の状況だと面会時間の制約が大きくて、父も含めてできることが「ちゃんとお見舞いに行って話をする」ということが唯一にして、かなり馬鹿にできないことだという認識も新たになった。

極端な例ではあるけど、身寄りのないお年寄りの場合は誰も見舞いに来ることがなく人と会話する機械も大幅になくなった状態でずっと病院のベッドの上で過ごすことになるのでボケが大幅に進行してしまうケースも多いらしい。そういったリスクを回避する意味もあるし、単純に精神面の支えにもなるので。

今日の筋トレ

メインのトレーニングはお休み。フィットボクシング2の初級コンビネーション2の軽目をやっておしまい