右前額部の脂腺腫摘出手術を受けてきた

Kei IWASAKI
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難しい感じで重症そうなタイトルになってしまったけど、雑に言うなら「右こめかみ付近にできたニキビみたいなできものを取ってもらってきた」という感じ。


今年の2月くらいに右こめかみ付近にちょっと大き目のニキビみたいなできものがあることに気づくものの、1ヶ月以上そのままにしても全く治る気配がなくてなんだろうな?と思ったことがはじまり。

もともと僕はストレスとか疲労の状況次第で結構顔の肌が荒れてしまうことは多く、ニキビ・吹き出物ができたりときにはイボができることも多い。イボの場合は自然治癒はしないので皮膚科に行って液体窒素で冷やした医療用の棒みたいなやつで焼いてもらう必要もあり、ちょくちょく近所の皮膚科のお世話になっている。

おそらく「今回もイボかなー」という感じでGW前くらいにいつもの皮膚科に行ったところ、「こりゃ手術だね」といきなり言われて面食らってしまった。結構丁寧にその場で状況を説明してもらったのだけど、雑に言うなら「できものが皮膚の表面ではなく、結構深いところから発生しており皮膚科治療的なアプローチでは治せない。外科的なアプローチが必要になる」ということだった。そこで「できもの」と呼んでいたものは脂腺腫という腫瘍の可能性が高いということも認識。この脂腺腫はほとんどの場合で良性の腫瘍ではあるらしく、無理に治療をしなくとも問題はない感じのようで、「どうする?治療する?」くらいの温度感で病院の先生からも説明された。

最初は治療しようかどうかは悩んだものの、こめかみ付近となると眉毛を整えるときに間違って切ってしまいそうだしこれが今後の自分の人生で残り続けるのもやっぱり嫌かな。と思えてきて治療することにした。

治療にあたっては皮膚科では直接治療はできないということで形成外科への紹介状を書いてもらった。ちなみに紹介してもらった形成外科は5年前に左腕の血管腫の摘出をしてもらったところで、担当してくれた先生も同じということで色々と安心感があった。

形成外科でもおそらく脂腺腫だろうと診断され治療方針を決めることに。というのも、治療方法が腫瘍の周辺を切って摘出をするパターンと、レーザーを使って腫瘍を焼いて傷を残さないようにするパターンがあった。

2つの治療方法の違いとしては摘出する場合は保険適用で可能、摘出した腫瘍そのものをちゃんと検査するのでより安心感はある。レーザー治療の場合は保険適用はできず自費での治療、切らないため治療痕はきれいという感じらしい。ただ、検査諸々の費用を加味すると両方ともトータルでかかる費用はあまりかわらず、痛みに関しても麻酔はちゃんと効くので両方とも大差がないという感じでどちらにしようかは結構悩んだ。

最終的には大きくないなら手術跡はそこまで気にしないというのと、腫瘍を検査してもらえるほうがいいだろうと思えたので摘出する方を選択した。ちなみに摘出のパターンの場合はちゃんとした「手術」という扱いにもなるので、各種感染症の血液検査・尿検査を受けれたのもプラスだったかもしれない。こういうやつは自分でやろうとすると結構な費用するので。

手術当日は「当日の朝8時までに朝食をとってから来るように」以外は事前の縛りはそこまでなく、だいたいいつもどおりに過ごして病院へ。

手術室台に乗るとまずは右こめかみ付近に麻酔の注射をされたが、ほんとにちょっとチクッとしたくらいで、感覚がなくなっていく感覚もあまり感じなかった。テストの際につねられたっぽいけど全く何も感じずに、こめかみ部分以外は布を被せられてそのまま手術が始まった。最後の縫うときにちょっと引っ張られる感じはあったものの終始痛みなどは一切感じずに30分もしないくらいで完了。本当にあっという間に終わった。

日帰りだったので、手術後はその後の過ごし方の注意を説明されて化膿止めの塗り薬と痛み止めのロキソニンを処方されて終わった。ここで洗顔は毎日ちゃんとやってねとか、筋トレも出血の可能性があるので2日間はやめたほうがいいと言われた。

家に帰ってからは麻酔が切れる感じがありつつもあまり痛みだす感じもなく、何事もなかったかのように過ごせた。特に脳に近い場所にに麻酔をするならちょっと具合悪くなったりするだろうか?と心配していたところはあるんだけど杞憂におわった。ただ、単純に疲れてしまったところはある。


まだ来週に抜糸を控えてはいるものの、治療自体は「やれば終わる」感じでほとんど苦痛とかなかったので治療することにして本当によかったなとは感じる。これに限らず些細な体調不良とかもちゃんとプロに相談しながら自分の体のメンテナンスをしていきたいところ。