博多座でのバサラオ感想をまとめられないまま、明治座公演が始まってしまった。明治座で観る前に書いてみる。読みづらく、文章にならないと思う。
私はバサラオの世界観が好きすぎる。裏切り殺しはダメ。それはわかってるが、キャラクター全員、それぞれの欲望と自分を強く信じて生きている姿に心の底からスッキリした。あと、歌が良い!!!最高!!!そして、ド派手な衣装、美術、舞台装置の使い方、照明、全部好き。
楽しい。
なんだあのワクワク楽しい気分。情勢、立場、構成、細かいことを考える余裕がない。目に映るもの、耳から入る歌、歌詞、音。身体の中から震えが止まらない。
好きすぎて頭が真っ白になってわけがわからなくなった演目、他にあったかな。善悪、AかBかのどちらかだけで割り切れない複雑なものでできている人間味をぶっ通しで感じさせる。物語の展開は許されないことや悲しい、切ない、やりきれないことばかりなのに、心の奥のモヤモヤが浄化されてスッキリしてる。
個性をルールや体制が出来上がった集団のなかで、どう活かして生きるか。個性を否定される国で、集団に合わせて自分を引っ込めるのか、否定されても表に出して生きていけるかを問われているように思った。
ヒュウガとカイリ、赤く輝く光と青く密かに熱い炎がお互いに影響しあう姿はヒノモトの希望に見えた。あの後、青い炎も消えるのか、再燃するのか、ブラックホールに投げ込まれたような余韻に包まれるラストに鳥肌が立った。
最高に美しい二人の剣の交わし合いを目の当たりにできたのは、この上なく幸せだった。
