劇団☆新感線『バサラオ』がゲキシネとして6月27日から公開される。
あと二週間を切ったので、去年劇場で見たことを思い出しながら、戯曲本とサントラをおさらいしている。
ゲキシネになると映画なので、表情アップで細やかな心情がわかるから、客席からでは全てを見ることができなかった策士カイリが無言の時に誰を意識しているかがわかるのではないか!と、一人勝手にテンションが上がりまくっている。
狐晴明九尾狩の安倍晴明より、さらに一瞬一瞬の言動だけでは腹の底が全く見えないカイリ、中村倫也さんの目元、眼、眉、一挙手一投足の表現が大画面で楽しめるかもしれないと、想像するだけで扇子振れ振れわっしょいわっしょい気分。
劇場で見た後、記憶を繋ぎ合わせてパズルのピースがハマったように、あの意味そうだったの!?みたいな気づきがある度、ゾッとする爽快さがあって面白かった。
映像で、表情アップの編集で、さらにカイリの思惑に近づければ、クライマックスに向かうテンションが爆上がりしそう。
クライマックスと言えば、サントラの音と歌詞を細かく再確認しながら、「刻もう、涙に。」のベースの動きにやられた。
ヒュウガが静かに歌い始めた時はピアノが寄りそう。カイリが入ってきた時からベースも入ってきて、カイリへ視線を誘導するような音の動き。ドラムが空気を変えて始まるサビ"愛と憎しみは光と陰"から、中村倫也さんが情感たっぷりに艶やかでどこまでも伸びる声で歌い上げるバックでベースが副旋律みたいに動きまくっていたことに今更気がついた。伸びる歌声の奥でベースが細かく動く音が、深い愛憎、光を失う哀しみのうねりや、鼓動といろんな気持ちでぐちゃぐちゃになっている心を表現しているみたいに思えて、また震えた。
これを映画館で聞くと、どうなるのか…。
その後の「バサラの世」の"心の臓が泣き喚く宴"の歌詞とおり、いま、感動感嘆しすぎて泣き喚きたくなってる。
よくライブやフェスで、素晴らしい演奏を聴くと、楽しいを通り越して涙が止まらくなったのは、心臓が泣き喚く宴だったのか(無理矢理)
倫也さんの歌声の、とても繊細で儚げなビブラートが、さらに泣けてくる。
これだけでカイリの長年の想いとか妄想が止まらなくなる。
また感想ではなく、妄想だらけの言葉しか出てこなくなるから、ここに妄想枠を準備することにした。
表情アップなど細かい編集のお楽しみは、"もちりょん"、対するヒュウガの無言時の表情も要注目。
サキドの、カイリに対する碁を打ち進めるような、腹の探り合いを隠しながらの穏やかな会話中の表情、アキノのカイリに対する殺意本能センサー発動中の目線も、大画面で確認したい!
クスマの真っ直ぐさ。えぐいことしまくりの斬歌党の歌と殺陣を映画館で楽しみたい。
ゴノミカドの、親しみやすい関西弁口調で、スッと冷徹武闘派に切り替わる瞬間も高音質の音響で確認したい。
ヌイ、ボンカンの歌声も高音質で堪能したい。
キタタカとエンキの策略しまくりながら落ちぶれていく様子を、マストキの悲壮感を、ナガスケの勇姿を見届けたい。
タダノミヤの大演説を聞きたい。
三フサの雅なボケで笑いたい。
カコ様ーーーッ
散華の女子の散り際を見届けます。
カイリの最後の表情は見られるのか!?
バサラの世で、心の中で思いっきり盛り上がりたい!