バサラオ10/11フェスティバルホール感想その1

lensdiary
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公開:2024/10/20

3階下手前方で裸眼で見ました。

終わったのもあって記憶にある残像とセリフの口調、音響、照明、いろんな記憶を書き始めると止まらなくなりました。何回かに分けます。全然まとめきれない。

ネタバレNG、ゲキシネ公開まで何も知りたくない目に入れたくない方は、ここまででお願いします👋 今日も良い日でありますように🌸

興奮のあまり感想が妄想に変わる文章を許せる方のみお進みください。

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3階席に入った時かなり高いなと思ったけど、座ると思っていたより舞台全体と一階客席通路が近く見えた。

開演後会場が真っ暗になってすぐ、照明の動きでカイリが1階L1扉から入ってきていると気がついた。照明の動きが早い。左に曲がり、舞台に向かって真っ直ぐ進み始めて後ろ姿が見えた。

ダークグリーンの外套のフードを頭からすっぽり被って、一歩一歩の進みが重みがあって大きく、間者らしく腰を落として静かに素早く直進する。博多座と明治座で下手前方花道近くに座って見た時、数メートル先にいる中村倫也さんが近づいてきた時に足音はそれほど大きくないのに一歩の重みと風を切る衣擦れの音、そしてカイリがまとう殺気を押し殺している静けさみたいな雰囲気が客席間の現実の空気を切り裂くようにズザァッと後ろから近づいてきたのを思い出した。その時のカイリ中村倫也さんが客席の、現実的な空気を切り裂いてバサラオ世界に塗り替えるような様子を、フェスティバルホールで上から見えてまた鳥肌が立った。

ステージに上がる階段の手前で立ち止まってフードを外し、上手客席に身体と顔を向けて草笛(マイクに草が付いている)を吹く仕草もわかった。

三階でも細かい表情はぼんやりだったけど、遠目で動きと、まとう雰囲気はちゃんと見えた。何より、倫也さんのまとうカイリの雰囲気が客席に入った途端劇場全体を包み込んだ。本当に毎回、前回の”すごい”を更新してくるのがすごいです、中村倫也さん。

カイリの声はもちろん、キタタカとエンキの声も天井から降り注がれるように聞こえてくる。聴き心地がとても良い。腐った魚を煮た汁ガス瓢箪攻撃の時の『執権さまの警護もこの程度の覚悟か』と言った心情にこの時やっと気がついた気がする。カイリは疲れて辞めたいのもあったかもしれないけど、ヒュウガを殺す為に幕府から離れる覚悟、幕府からも追われる覚悟の上で、刀とガス攻撃、いろいろ仕込んできたのかも。不意打ちのガス攻撃を予想もしていない警護のゆるさとキタタカ政治の腐敗具合がよくわかった。

狂い桜での宴の場面。西野七瀬さんのバイト役、別キャラの役が視力悪い私の目ではつけぼくろがぼんやりして見えて、それはちょっと双眼鏡がほしいと思った。

カイリ『探す手間が省けた』、頭がまだ冷静だったせいか、やっと自分が落ち着いて聞いた気分になれた。博多座の時はテンション爆上がりでセリフの意味を考える余裕がなく、明治座の時は見てない期間にいろんな方向へ妄想してしまっていたから”探すとは?ヒュウガを?ヒュウガですよね?”と疑問を確かめるように次の行動を注視しながら見て、テンションも上がるし考える余裕がなかった。この日はこのセリフを聞いて、探しているのはヒュウガですね。とストンと腑に落ちた。

舞台中央で舞う散華の女子の華麗なダンス(この衣装がとても華やかで動きにあっていて綺麗で儚げで好き🌸)と狐面の太鼓の人、踊る民と狂い桜の迫力と照明のキラキラ感が華麗でいかにも楽しい狂乱の宴のようで素晴らしかった。

カイリの動向を左目端でとらえていたら、ステージの上からヒュウガ登場。何回見ても鳥肌が立つ。眩しいぐらいキラキラ輝いてる。三階席から少し目線を下げた位置ぐらいの高さから登場したと思う。本当にすごいです、生田斗真さん。歌もダンスも散華の女子さまたちとタイミングぴったりで照明も綺麗ですごかった。

カイリが助けに入る。走るスピードが速い。とにかくアクションの動き一つ一つが丁寧だけど速い。刀を下から片手で切り上げるスピードと迫力が遠目で裸眼でもすごかった。

あっという間にナガスケと幕府方が撤退する場面になっていた。

ヒュウガとカイリが再会。ただの同郷の男どおしの再会だけではなく、腹の探り合いが始まった、と見てきた中で一番実感した。

ヒュウガは村で痛めつけられてきた経験から、近づいてきた人間の本性、欲してる本能を見極める観察眼がついたんじゃないかと想像してる。ヒュウガが人の話を聞きながら一点を見つめて無表情でいる時間が、相手の本性、目的、欲求見極めタイムだと思って見ていた。ヒュウガはカイリが自分を殴らなかったと言った(カイリが隠している支配欲、ヒュウガを殺したがってる欲求に気づいて、思い出話をするフリで反応を見たんじゃないか)

カイリは村を出た経緯を説明、爽やかな口調でヒュウガが村で”厄介事”を起こす原因だったからかかわらなかったと言ったら(軽く挑発、弱点探り)、ヒュウガが”厄介”に反応。コンマ数秒、カイリがヒュウガを見つめた間があったように思う。

二人の掛け合いと歌が素敵でうっかりしてたけど、上から見てるとなんか一瞬一瞬の無言の瞬間がヒリッとしてた…。

カイリの口の軽やかさと爽やかさと真逆の奥からピリピリ醸し出す非情さみたいなものがあった気がする(まいったな…村も国も同じか。の口調の爽やかさと反比例して心の中のヒュウガ危険メーターが最大になって、やはり殺さねばならないという決意をしたのではないか。手伝わせてくれの直前にほんの一瞬の間があったような…)

ヒュウガは、カイリが幕府の間者だったこと、狂い桜をヒュウガの言ったバサラみたいだと思想をシンボルになる桜に紐づけた頭の回転の早さに気がつき(ヒュウガの『ん?』→『そうだな』の間にヒュウガなりの征服策草案みたいなものができあがったんじゃないか?)、半分信頼できないけど幕府とミカドを潰すために一緒に行動したらおもしろい男だと判断したのでは?一番敵に回すと大変な人間が近づいてきているのならば、一緒に行動する方が不要と判断する時が来たらすぐに殺せる。軽い口調でヒュウガの光に目がくらんだ男がいる、そう思ってくれとカイリが言ったその心の内の嫉妬と殺意を確信して、そう思ってないところが気に入ったと威勢よく言った気がする)

笑いのノリについてきてくれるのも、本当は同郷の同性の友人との会話ができて楽しかったんじゃないでしょうか?

下僕になるというのだなぁ➚~↓~➚ → 両手を胸元でバタバタさせて(歌舞伎の何かの型?)歌舞伎口調→良い音響で聴く面白ろ口調がものすごく良い音すぎてツボって笑った。

ここから、ヒュウガとカイリの”芝居”が始まったと思うと、生田斗真さんと中村倫也さんの凄さに改めて震える。

ラストで見せる一番素のヒュウガとカイリが核として、ケッコウの寺でサキドと対峙した時からずっと味方につく相手の信頼を得る為の芝居を二重三重に重ねてる。

中村倫也さんのカイリは初めから二重がベースかもしれない。ラスト10分ちょっとで素のカイリが出せる。

ヒュウガはカイリやサキド相手に積み重ねてきた痛み悔しさ憤りが爆発した殺意全開になる(武器で攻撃する時より、素手と足で殴る蹴るの時が本性むき出しで一番怖かった)

ヒュウガとカイリが興味深すぎて改めて震えた。

サキド登場→遠目でもサキド様の踊り、指先までかっこよく美しい振りにラブずっきゅん。かっこよすぎます。ゴロウザと並んで同じ振りするのが素敵すぎてさらにドキュン。その間ずっと、ヌイの艶やかな歌声が良い音響で響き渡って、これ好きこれ好きこれめっちゃ好きって脳内で繰り返していた。曲の終わりかけでゴロウザがサキドの刀を客席に見せるように左右に振ってサキドに渡したのもバッチリ見た(サキドの刀の鞘の装飾が好き)

『ケリをつけてご覧に入れましょう』刀をポンと持ち手と反対の手に投げ映して言ったその口調もかっこよすぎます。

サキドは、荒事にも強い大名で、派手好み(ファッション)と民衆向けのエンタメ(歌、連歌など現代のポップソングのような大衆の鬱々とした気持ちを掴んで歌で発散させるもの)も広める、ヒノモト総合プロデューサーみたいなイメージがある。ヒュウガも近いけど、違いは権力に従事して立場を固めて気を待つか、まったく組せず少数で潜り込んで中から破壊していくか。ヒュウガにしてみれば、正義の味方、女の代表みたいな振る舞いが鼻に着いていたのかも。

寺でカイリがヒュウガと隠れるために、こっち、そっちじゃない、こっちと可愛い口調であたふたしていた。その後の、お引き取り願えますかァ?の口調も声が高く聞いた中で一番可愛い口調だった。花葬の歌の声の伸びやかさが最高だった。その歌声が天井から降り注がれて、本当に浄化されてる気分だった。やっぱりいつの間に桜の折れ枝に眠り薬をこすりつけたのかがわからなかった。→10/21追記明治座で見た時に歌いながら袖に桜の花を擦り付けるような仕草をしてたっぽいのを思い出した。それかな???

ヒュウガの眼力にかかって口づけをして意識が戻ったサキドの、はっ わたしはなにを…?の声が一段と高く一番可愛かった。二回目の時に片足がちょっと乙女チックに跳ね上がってたような。

ヒュウガの人間の性的行動に対する考え方をいつかまとめたい。人を情で動かすための、ただの動作だと考えてそう。摩耶乃村時代のヒュウガとカイリの外伝的な物語が知りたい。

博多座→明治座→フェスティバルホールと見るたびに、サキドがカイリを気に入ってる雰囲気がわかりやすくなっていった気がしてる。勘違いかもしれないが。カイリがすぐに刀を抜かず、心に思ってもないけど言葉でヒュウガの力を良く見せてやんわり追い払おうとする軽口と歌の策略を見せて、おもしろいと思ったのか。かなり終盤までカイリを半分疑いながらもとても気に入ってる雰囲気に見えた。それがラストでカイリの本当の目的が明確になって、『お前の手駒扱いは気に食わない』と言った時の落ち着いて見えるけど怒り心頭の表情との比較に見えて最高におもしろかった。

@lensdiary
日常で思ったこと