ゲキシネ『バサラオ』を映画館で1回目(1回目とは)を見て、シンプルな感想を書きだしてから、しっかり感想をまとめていこうと考えてるけど、まず先にカイリのヤバさを吐き出してからじゃないと、どうにも進められないので、先に書くことにした。モッズが示していたことのキーワードやThe Whoの四重人格聴き直しとかやってる場合ではない。それより先にヤバい狂気を書いておきたい。
いきなりネタバレだらけ。知りたくない方はご注意ください。
・麻耶野村で文武両道の優秀な男子だったんじゃないかとイメージしてる。
・良い意味でも悪い意味でも村中の注目を集めて問題を起こす美しいヒュウガに関わらないよう振舞っていたが、実はずっと見ていた(ヒュウガ談)
・村を焼いたヒュウガを生かしておけないという表向きの名目で殺すと決めているが、本心は嫉妬と美しさに魅了されて芽生えていた恋か愛か名前をつけられない感情との葛藤では?
・世の中が嫌になり、どうでもいい系。冷笑系ぽい。ヒュウガを殺すことができれば誰の下でも信頼を得て働ける系。
・マリへの想いは本当だと思う(本心に気づいてるヒュウガに鼻で笑われたけど)
周りの人を策にはめるため…
ヒュウガに同郷の話をして近づき信頼を得る
サキド陣営を歌と踊りと眠り薬で無血で追い払う
山に潜入、斬歌党に近づき、歌と荒事と酒宴と幕府がミカドを狙う情報で信頼を得る(どこで手に入れた?と思う着物に着替えてる)
タダノミヤ様に丁寧
歌が美声で最高
顔が綺麗、所作と荒事も身のこなし方が素早く綺麗
アキノに一目で本心バレる
転ぶタダノミヤを心配する
カコ様に戦前の不安話を聞き、アキノを守る為にと火薬玉を渡す。カコ様、アキノのピンチの時に火薬玉を使う
ヒュウガに暴力でやられ、動けなくなったサキドに心配する
ミカドに穏やかな態度でえげつない策を提案する
もっとあるけど、一幕から二幕ほぼ終盤までカイリの表向きな態度を何も疑わず見ながら、あの表情カッコよかった、歌凄かった、歌きれいやった、ロック調の歌のノリノリな足からの殺陣と走りまくりカッコいいとか、ぎゃーわー興奮して見てる私。
待て待て、ここで沼るな私よ。
2時間30分かけて見たカイリの一挙手一投足は、全部、ターゲットを策にはめるための見せかけの演技!この中で本音が出るのは、少ない言葉での声音が低くなったり、アキノに一瞬見せる脅し(アキノ喜ぶ)、無言で1秒悪い目元片方の口角上げのみ。(悪い目元はゲキシネだから堪能できた)
瀕死のサキドを見て、アキノに”勝つぞ、サキド達の為にも”なんて熱く言い放ったのを聞きながら(いやいや、ようそんな見え透いた嘘を息を吐くように言いますわ、カイリはん)とツッコミたくなった。
カイリの目標
とにかく、ヒュウガを自分が最高な気分になって殺したい。
残り15分弱?ここまできて、やっと本心、本性が現れる。狂気と歓喜と切なさのにじんだ声音と大袈裟な態度。それまで関わった人に見せた(観客も見てきた)全ての言動は策略。
怖すぎ。
ヒュウガたちも怖いけど、それぞれ本能に正直な野望の為の態度と殺し合いだから、罪なことを繰り広げてるけどわかりやすい。
ただの私怨だけで、策略を練って実行して幕府と朝廷も潰して、ヒュウガを頂点に立たせて殺そうとしたって。
ヤバすぎ。
怖すぎ。
おかしすぎ(おい、お前おかしいぞぉとヒュウガ談)良い意味でぶっ飛びすぎてクレイジー。
わーきゃー楽しんでる場合じゃないよ、怖いよ、人間不信まっしぐら。
なのにヒュウガが倒れて、自分の本心に気がつきヒュウガ=光を失う哀しみを涙に刻もうなんて感情的に歌い上げて…
この歌は本心、本音であってほしい。
ゲキシネで見て、ますますヤバいと思ったカイリ。
本人がどう思ったかわからないけど、見れば見るほど充分おもしろい生き様がカッコいい。