がんばった

お京
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階段で動けなくなり、下を見たとたん全身の力が入らなくなってしまったお年寄りを、下まで転がり落ちないように、救急車の救助が来るまで一人で全力で支え続ける、という経験をしました。

かいたことがない、変な汗をかきましたよね。汗、ぽたぽた落ちるし、目に入っても両手が塞がっているので拭けないし。手も腰も背中も首もどんどん痛くなってくるし。ぶるぶる震えて筋肉がメリメリペキペキ言ってるのが判るし。人命救助のマニュアルには救助対象に声掛けをするようあるのですが、こちとら歯をくいしばっているのでしゃべるなんて無理。無言。無言の行。

(救急車は傍に居たお年寄りが呼んでくれました)(あゝ高齢化社会)

そして、体の力が抜けてしまった人がどんなに重くなるか、初めて知りました。細くて小さな小さなお年寄りでも、かつぎあげるなんて到底無理です。(救急車の救助の人も若い男性が3人で抱えていました)いやこれ私が救助される側だったら・・・助からなくても文句は言えないな。この人がこんだけ重くなるなら、私、どんだけ重うなるん・・・。

救急車はかなり早く来てくれたと思います。COVID真っ盛りの時だったらどうなっていたか(今も流行ってますが)それでも、ギリギリでした。私の限界は超えかけていたと思います。救助が来るまで持ちこたえられなかったらどうしようと本当に、本当に恐かったです。階段の下はコンクリート。場所は階段のかなり上のほうでしたから。

救急車が去った後、暑い日だったのに歯の根が合わないぐらい寒くなって、手の震えが止まらなくて、夜に発熱しました。人は(私は)ショックで発熱すると知ったのも初めてでした。もちろん、在宅介護者は必ず持っているであろう腰痛も悪化。

あの日から休めないお仕事と最低限の介護と家事はして、それ以外は寝てすごしていたのですが、今日やっとぼちぼちと動きだしています。ロキソニンとロキソニンテープを友として。

ロキソニン、ずっと服んでるけど大丈夫なんかいな・・・なんかこれ、効くけど服用し続けたらあかんのちゃったかな?💧