リムサ・ロミンサを拠点にギルドからの仕事を請け負っているアウラ・ゼラのベテラン冒険者。
アジムステップの生まれで、彼の地では珍しい『武よりも智」を重んじる部族の次期族長候補として育てられ、幼少期から何不自由ない生活を送っていたのだが、継承の儀式を間近に控えたある夜、想いを募らせた族長の娘が寝所に夜這いに来た際に男性としての務めを果たせなかった事から、族長候補が一転『女も抱けない半端者』という烙印を押され土地を追われた過去がある。
本来の名前は『トゥアジェン」であるが、アジムステップ風の発音はエオルゼアの人々には伝わりにくいため、現在はエオルゼア風に『タージオン』と名乗っている。
体格が良く身体能力にも恵まれているが、荒事は好まない穏やかな性格。動植物を愛する優しい男である。食事は肉よりも魚、野菜を好む。酒も煙草も嗜むが控え目で、特に酒には強いこだわりがあるため安酒は口にしない。
エオルゼアに来てからはずっと一人で、癒し手として各地を巡りながらギルドの仕事をしていたのだが、酒場で食事をしていたところ突然「俺と組まないか」と声をかけてきた新米冒険者のトラオウに一目惚れしてしまい、現在は彼の相棒として行動を共にしている。目下の悩みは、アピールしているはずの自分の想いがトラオウに全く伝わらない事。