
元傭兵のエレゼン族男性。イシュガルド出身。
竜詩戦争において皇都イシュガルドに数多集結していた傭兵団の中でも、ひと際多くの武勇で名を馳せた実力ある組織で団長代行をしていた過去がある。元々団長であった母親を戦地で亡くし、跡を継ぐ形で傭兵団を取り仕切り戦場を駆けていたギーだったが、冒険者レフによって人と竜との争いに終止符が打たれたことで心機一転。まだ戦後の混乱慌ただしい中、戦闘部隊としての団を早々に解体し、仲間達と共に皇都復興やエンピレアムの建設事業に携わった。
エンピレアムの完成後イシュガルドを離れ、気ままな旅人としてエオルゼア各地を転々としていたギーであったが、リムサ・ロミンサに立ち寄った際にレフと運命的な出会いを果たす。祖国に春をもたらした英雄がまだ年若く、精神的にも未成熟であったことに衝撃を受けたギーは、幼子のようなレフにこれ以上の重圧を背負わせるわけにはいかないと思い立ち、自ら話を持ち掛けてレフの旅をサポートする同伴者となった。
12歳の頃から傭兵として戦場に出ていたため熟練した戦闘能力を持ち、槍や斧の扱いが得意。生まれつき身体がとても頑丈で、体力、筋力、瞬発力などフィジカル面が異常なまでに優れており、過去何度か大型のドラゴン族を相手に素手で立ち向かい、死闘の末に拳で竜の頭骨を打ち砕いたこともある。またリーダーとして傭兵団を率いてただけの頭脳と判断力、人格も合わせ持っている。
普段のギーは面倒見が良い気さくな男で、顔立ちは無骨だがよく笑い、しつこくもないので女性にはよくモテている。レフの同伴者といっても常に行動を共にしているわけではなく、暁の協力者としてタタルからの依頼を受けエオルゼアの各地に赴くこともある。
レフにはよく懐かれており、それ自体は嬉しく思っているのだが、自分より身体が大きなレフが街中で子供のように抱き付いてきたりするのがかなり恥ずかしく、たしなめてもなかなか理解してもらえないのが最近の悩み。