Silver Lining Tour 2024初日の個人的感想。曲名などのネタバレあり。
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朝起きてから改めて確認したら、16時開場・17時開演で、思ってたより早くてびっくり。元々、整理番号が遅く、ツアー初日の事前物販に行くつもりがなかったからというのもあるけど(どこか他の参加箇所で余裕があるときに買うと思う)、自宅から近いハコほど準備がギリギリになってしまう。
結局、桜木町駅に着いた時点で、ちょうど開場時間くらい。前を通り過ぎたぴあアリーナMMでは乃木坂46さんのライヴだったようです。終演時間が重なったら大変そう。
16:15ころに会場に着いたときちょうど「ただいま1000番までお呼び出ししています」とのことで、980番台の私はそのまま入場。ドリンク交換(KTのアルコールは開栓しないと渡せないと言われたのでペットボトル)、コインロッカーに荷物を預けて、場内のいつもの場所へ。案の定、いつもの友人(約1週間ぶり)がそこにいたので声をかけて四方山話をしながら開演を待つ。
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1曲目【ネクサス】。
いきなり「明日はすべてが嘘になっても」の歌詞が出なくなって止まってしまうホリエテナー。えええ、嘘でしょ。この曲で?ツアー初日の一曲目で???というか、最初はまだ声がうまく出ないのかとドキッとしたけど(年末のレディクレで完全に声が出なくなった話は知っていたから)、単純に歌詞が飛んだだけだとわかって逆に安心しました。
ホリエ「…あー歌詞とんだ……なんだっけ」
客「がんばれー」
ナカヤマ「そうじゃなくて、次の歌詞を教えてくれって言ってるんだよ!」
ナカヤマテナーが客に突っ込んでいたけど、そもそも歌詞を教えて助けるのは他のメンバーの役割だと思う(あとのMCで自分で反省してた)。
ツアー初日の緊張感をいきなりほぐしてくれてありがとう。しかし、(友人も書いてたけど)私のエモい気持ちを返して!笑
3曲目【A SONG RUNS THROUGH WORLD】。
私の近くの集団から明らかに大きな悲鳴が上がった。わかる、わかる。私の原点もアンソロジーだと思ってるから、叫びはしないけど、かなりテンションが上がりました。その後、12曲目の【POSTMODERN】でも、おそらく同じ集団から悲鳴のような歓声。おお、心の同志よ(勝手に)。
4曲目【Melodic Storm】。
どうしてみんな表拍で手扇子をするの…と思いながら粛々と一人、拳で裏拍を取る私。どうせ表拍では絶対に合わないし、周りを気にして無理に合わせてストレスを溜めても誰も幸せにならない、というのが今現在の境地。自分は自分。
14曲目【インビジブル】。
この曲のホリエテナーの歌詞の拍の取り方、難しすぎませんか?新曲で体になじんでないのもあると思うけど、難易度高すぎてたぶん誰もカラオケで歌えないと思う(もともと行かない)。ほんとすごい歌い手だと思います。
17曲目【灯り】。
この曲もちゃんと歌えてて本当によかった。OJのコーラスも素晴らしかった。
この曲を聴くと、2017年クリスマスの横浜赤レンガ倉庫でのsumikaとの対バンを思い出す。近くにいた恐らくsumikaファンの若い女性がスマホでストレイテナーのことを調べながら「20周年なんだってー。うわー大御所じゃん!」と言った、その『大御所』という言葉に一人で衝撃を受けたあの日。
あと、2019年の幕張ワンマンで、ゲストにきた秦さんに(隣の人が声量オバケでごめんなさい)と心の中で謝った思い出も蘇る。ちなみにこの幕張ワンマンのTシャツデザインが大好きで、今回も着ようとした瞬間、背中の文字を見て「1月19日」という日付を思い出し、勝手に落ち込みました。でも、ちゃんと着ました。
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20曲すぎたあたりから、ところで、【YES, SIR】はいつやりますか?という気持ちが募り、やたらとOJの一挙手一投足を見てしまう。OJのハープが合図だから。でも23曲目【TENDER】で、あ、これで本編終わるのね、了解です!というのが、会場のほぼ総意だったはず。たぶん、この投票企画を考えたひとはホリエテナーの次に天才だと思う。
てゆうか!本編終わって捌けるとき!ナカヤマテナーから両手投げキッス×2回を真正面で受けてしまったんですけど!!!(声にならない叫び)
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アンコールで出てきたOJが普通にギターをかけたので、じゃあラストかな?と思わせた…ところで。
ホリエ「じゃ、そろそろやりますか」
この一声で一気に色めき立つ会場。
ホリエ「いつもはこんな風にかまえてやる曲じゃないから…みんな位置どりとか見直さなくて大丈夫?あ、一応言っておくけど、ダイブは禁止だからね」
OJがハープを口に構えて前に出る。
ホリエ「こないだシェルターでもやって、そのときの映像を確認のために見返したんだけど、それ見たらほんと凄くて、俺たちもまだまだやるなあと思いました。90年代のバンドみたいだった」
こんなに「やるぞやるぞ」という前振りのある【YES, SIR】を聴くことは、今後もう二度とできない体験だったと思います。とにかく楽しかった。あと、最新のZEPPなのに、ちゃんとシェルターみたいなバキバキに爆音デッドな音作りになってて、音響含めて最高でした。
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終演後は、会場内コインロッカーに入る列がとにかくすごい。ドリンク列じゃなくて「コインロッカー列の最後尾はこちらです!」という案内を聞くのも珍しい気がする。真冬のコートを外のロッカーに預けて待機列に並ぶほど若くはないのよ、私たち。だって大御所バンドのファンだから。
10分くらい並んで預けた荷物を出し、その後は友人を横浜駅まで最短ルート(自負)でご案内。途中でZEPP帰りの人波から分かれて完全に二人きりで歩きましたが、横浜駅についたとき「魔法みたい…」と言われました。だてに横浜駅周辺に10年以上勤めてない。
友人と別れるとき、「次は…長崎で!」と言うのもおもしろかった。お互いにツアーにあと3〜4ヶ所参加するのに、被るのが初日の横浜と最終日の長崎のみ。
私はテナモバ先行時、あんまりお台場には行きたくないから(行き帰りのルートが我が家から遠い&ハコ内部の客動線が最悪)、行くなら二階席にしようと思って申し込んで落選し、でも最終日の長崎が当選したのでお台場はそのまま行かないことに。結果的に、お台場は、いま一番近寄りたくない記憶の場所になってしまったので、もうしばらくは近づかないと思う。
なんて言っておきながら、Coccoちゃんとかsyrup16gとかがライヴを演ることになったら行ってるかもしれないので、そのときは笑ってやってください。
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以下はこの日のMCまとめ。順番や発言者については記憶違いが大いにあるはず。多分そのうちテナモバでMC部分の動画がアップされると思うので、正確なやりとりを知りたいひとはぜひテナモバでどうぞ。
でも「書いて」残すこと自体が重要なのだと、今さら、思い知っているので。好きなバンドのツアー初日を待って、それがちゃんと始まることが、もう当たり前とは思えなくなってしまったからこそ。過去のライヴの記録、感想、もっとちゃんと書いておけばよかった。そのときの自分の気持ちをそのまま読み返したい、未来の私のために。
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いきなり「けいてぃいいいいいいいい!!!」と、左上を見ながら、無駄に声量オバケぶりを披露するホリエテナー(口もとんがらがせてる)。
ナカヤマ「え、、、いきなり、なに?」
ホリエ「品川庄司の庄司」
客(ああ、ミキティーか…)
ホリエ「けいてぃいいいいいいいい!!!」
ナカヤマ「てゆうか、ツアー初日の一曲目に歌詞が飛んだ人とはとても思えないMCだね」
日向「3行目だったもんね」
ナカヤマ「情けないのは、俺ら3人の誰も次の歌詞を覚えてなくて助けられなかったってことだよね。助けなきゃ、と何か投げようとしたけど、縄を持ってなかった」
ホリエ「ほら、いつもひなっちとか、一緒に口ずさんでくれてるし、だから教えてくれると思って見たんだけど…」
日向「俺は、ホリエアツシの歌ってる顔の表情の口真似をしてるだけだから」
ナカヤマ「OJはどうだったの」
OJ「俺も思い出そうとしてギターのフレーズをもう一回弾いたんだけど、そこの歌詞だけ出てこなかった…」
ホリエ「いつもは何も考えなくても出てくるんだけど、考え出すともうダメだった…」
日向「天才だからね」
ホリエ「けいてぃいいいいいいいい!!!」
ナカヤマ「これはもう【ネクサス】を完璧に歌い切った人のMCだよね。俺ならそんなこと言えない」
OJ「(笑うお客さんに向かって)みんながそうやって甘やかすから、こうなる!」(ホリエテナーを指差す)
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ホリエ「Silver Lining Tourの初日へようこそ!…とは言っても、去年からやってる周年ツアーの続きなんだけどね」
ナカヤマ「間に武道館があったから発表してなかっただけで、最初から最後の長崎までツアーは組んでありました!…って俺たちもさっき知ったんだけど」
ホリエ「シンペイがそれ聞いて一番納得してたもんね。へええええって。みんなもさ、去年のツアーが発表されたとき、地方の小さいところばかり回って、なんで大阪とか名古屋とか…札幌はあったけど、大都市がないんだろうって思ってたでしょ?」
ナカヤマ「うちのスタッフも策士だよね」
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日向「今日はネクタイしめちゃってかっこいい!」
ホリエ「いやいや、ブルーノ・マーズには負けるよ」
日向「なんでそこでブルーノ・マーズと比べるのよ」
ホリエ「だって東京ドーム7Daysを埋めちゃうんでしょ?」
日向「別に比べるところじゃない」
ホリエ「でも、東京ドームのブルーノ・マーズじゃなくて、今日このKT Zepp Yokohamaを選んで来てくれたお客さんの方が、センスがいいね」
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ホリエ「けいてぃいいいいいいいい!!!」
ナカヤマ「それだとコーエーテクモになっちゃうから」
ホリエ「ここ、『KT』Zepp Yokohamaでしょ?『KT』って何なんだろうね」
ナカヤマ「だから、コーエーテクモだって!!!」
ホリエ「あ、さっき、正解を言ってくれてたんだね」(天然ぶりを遺憾無く発揮)
ナカヤマ「『信長の野望』で一世を風靡したコーエーテクモ様だよ」
日向「俺、『信長の野望』で天下統一したことあるよ、伊達家で」
ナカヤマ「すげえ!伊達家を選ぶところがひなっちっぽい」
日向「伊達家って昔から格好いいイメージじゃん?『伊達男』って言葉もそこからきてるんでしょ」
OJ「俺も統一したことあるよ、島津家で」
ナカヤマ・日向「すげえええええ」
日向「俺たち、あんな難しいゲームで二人も統一したことあるなんて、すごいバンドじゃない?」
ナカヤマ「またみんなで『信長の野望』やろうか。俺は北条家で」
日向「ホリエっちは何家を選ぶの?」
ホリエ「うーーーーーん」
ナカヤマ「マーズ家じゃない?笑」
日向「めちゃめちゃ強そうじゃん!!!笑」
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ひなっちのエフェクターボードにトラブルがあったのか、トミーさんが確認しにきて直してくれたとき、
ホリエ「トミー、誕生日おめでとう!」
トミー(両手の人差し指で×マークを作って笑う)
日向「あ、今日誕生日なの?」
トミー「7月です!」
ホリエ「43歳だっけ?」
トミー「57です!」(※数字はうろおぼえ)
お客さんを置いていきすぎな謎トーク炸裂。でもエフェクターボードが直ったときの「うぉ、直った!すげえ!」とベースを鳴らして喜ぶひなっち、かわいかった。
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以下、セットリスト。SNS上のものを拝借しました。ありがとうございます。
01. ネクサス
02. BIRTHDAY
03. A SONG RUNS THROUGH WORLD
04. Melodic Storm
05. プレアデス
06. Graffiti
07. DAY TO DAY
08. Braver
09. 246
10. 宇宙の夜 二人の朝
11. 瞬きをしない猫
12. POSTMODERN
13. Parody
14. インビジブル
15. No Cut
16. スパイラル
17. 灯り
18. Silver Lining
19. 冬の太陽
20. シーグラス
21. TRAIN
22. 彩雲
23. TENDER
En)
01. YES, SIR
02. KILLER TUNE