4月20日 金沢散歩/顔合わせ

licotta
·

初めての北陸新幹線。地元へ行く前に、金沢に寄った。特に目的があるわけでもないので、とりあえず歩いてみた。近江町市場にたどり着く。駅からずっと外国人が多い。観光地として賑わっている証拠だ。以前はとにかく魚しか売っていなかった市場だが、ちょこちょこオシャレなお店や休憩所ができていた。いいことだ。

そこから金沢城のふもとへ向かうと、私が何度か訪れたことがあるカフェがある。ちらとのぞいてみたら、なんだか観光地仕様になっていた。喫茶好きの夫のアンテナが動かなかったのでスルーする。昼ごはんもいただいたばかりだったので休憩もまだ早かった。

そこからさらに、ひがし茶屋街まで歩く。大通りに、これまたちょこちょこ新しいオシャレなお店ができていた。私がこの辺りを生活圏としていたのは12年前なので、懐かしさと新鮮さの両方を楽しむことができた。

ひがし茶屋街あたりに着いた。あとは観光客の流れに沿えば、それらしい場所に辿り着くだろうと身を任せる。街並みを楽しみ、奥にあったカフェでようやくひと息ついた。体感3kmは歩いた気がする。ラテの模様はいくつかあり、カップも選ぶことができた。帰り、金沢駅まではさすがにバスを使った。観光客向けの周遊バスが増えていた。

ここからが本番だ。さらに新幹線へ乗り福井へ行く。正直、金沢で満足してしまった。そして疲れた。


17時過ぎ。福井駅を降りてホテルへ向かう。そこで先日購入したスカートに履き替えた。靴もパンプスを用意する。18時から市内の料亭で、岩手から来てくれる夫の両親と、うちの親の顔合わせだ。妹たちもいる。料亭へはホテルから歩いた。新幹線開通でメディアは福井のことをかなり取り上げていたような気がしたが、駅からちょっと歩けば相変わらず閑散としている。どこまでも観光客がいる金沢とは大違いだなと思った。またこのまま、地元は廃れていくのだろう。

さて、少し早めに着いておきたかったはずが、私の家族が先に来ていた。母、妹、妹である。テーブル席に、盆がすでにセッティングされていた。

 妹  夫 母 父

妹 妹 私  母

真ん中に私たち夫婦が向かい合い、親同士が向かい合い、妹たちが向かい合うようになっている。なるほどとなった。間もなくして、義両親と義妹が到着する。両家があいさつしながらぺこぺこする。みやげを交換し、席に着き、食前酒で乾杯する。料理が少しずつ、たくさん運ばれてきた。お魚もお肉もおいしかった。親同士は勝手に話していたので、私たちは妹たちの会話に適当に混ざった。会食はつつがなく終わった。

思えば、私はこういった会をやるつもりはなかった。結婚式も二人だけでやったし、お互い実家が遠いし。話を切り出したのは義父だ。そうなると何もしないわけにはいかなくなる。私は自分の母親に連絡を取るのが苦手で、調整がかなり苦痛だった。本当に無事に終わってよかった。

かなり疲れた一日で、よく眠れると思いきや、疲れすぎて眠れない身体になってきた。そのうち頭痛がしてくる。痛み止めを飲んだらようやく少し眠れた。朝も少し早く起きてしまい、朝食のあとチェックアウトまで横になっていた。果たしてこの先体力が持つのか不安だった。

続きは後日。