皆様リアクションやお声掛けありがとうございました。とても勇気が出ました。
一昨日の夜以降絶食、昨日手術を終えて、まる一日。2日ぶりの晩ごはんです。
右から具なし味噌汁、粥の上澄み(米のつぶつぶなし)、左の小さな器は上澄みに味付けするためのお塩。
すごい…貧相です…
でもいざ口にしてみると、味噌汁の塩加減がとても身体に染みて、ゴクゴク飲んでしまう。これはいけないと箸休めにこれを書いている。急に胃にモノを入れたら大変だもの。
というわけで、帰ってきました。大変だった…
昨日は10時頃からずっと点滴。水を飲むのは8時以降禁止されていた。なので動かないよう、ほとんど眠っていた。手術は15時かで、14時に夫が到着する。ずっと「どうなるんだろう」という、ぼんやりとした気持ちだった。尻に2度注射を打たれた。
手術室へ行きますよ、と扉を開かれたときが一番ドキッとした。担架?に乗せられガラガラと移動する。手術室はでっかいライトがあってドラマとかでよく見るやつだった。
この後が地獄だった。着ていたものを全部剥がされる。着圧ソックスだけの状態になった。その後尿に管を入れられて「痛いっ!」と言ってしまったり、喉の奥に何か入れられて入れられたりしていた。とても辛かった。抗えるなら抗いたかった。苦しいまま意識がなくなった。
「終わりましたよ」と聞こえた。周りがガチャガチャしている。身体の感覚がない。私の手の中に何かが入り「指を握ってください」と言われ、やんわりそれができることが分かる。意識確認だろうか。
再び担架に乗せられたり、担架から病室のベッドに写されたりしたけど身体の感覚がなく、放り出されているだけの感じがとても奇妙だった。ぼんやり夫の顔が見えたが、何も発することはできなかった。そのまま朦朧とし続けていた。
そのうち声が出せそうな気がして、夫に「ありがとう」と声をかける。発声できたことが嬉しかった。この後もずっと朦朧としていた。左腕に点滴と指に酸素のやつ(?)右腕に血圧計、両足にマッサージ機が付いていた。胸に付いていたのは心電図かな。
血圧計は夜中何度も動いていた。ときどき機械から大きな音が鳴る。その度に起きるので、ずっと朦朧、うとうとのまま朝を迎えてしまった。
切ったお腹はなんとなく違和感がある感じ。でも寝返りを打とうとすると痛い。仰向けのままだと腰が痛い。なので腰には湿布を貼ってもらった。それで楽になったのと、朝に血圧計と機械がオフになり静かになったのでやっと眠れた。
「取り出した筋腫を見ます?」と言われた。夫は昨日見たし触ったと楽しそうに話していた。私はそういうのちょっと怖いけど、「自分の中に入っていたものをちゃんと見ておこう」という気持ちでお願いした。
「時間が経って色は変わっていますけど」ホルマリン漬けにされているソレは白かった。形は丸ではなく、ぼこぼこしていた。自分のこぶし大よりも大きかった気がする。8cm。こんなものが入っていたのか、これはえらいことだ…と痛感した。
10時過ぎに、手術後に運ばれていた病室から自室まで車椅子に運ばれる。手術後の病室、Wi-Fiしっかりしていて良かったな…インターネットほぼ見てなかったけれど。また不安定電波に逆戻りだ。
それからもずっとうとうとしていた。たまに看護師さんが点滴を変えてくれたり、尿に管が入りっぱなしなのでそれを汲み取りにきてくれたりした。先生も顔を見せてくれた。
そして夕食が運ばれて今に至る。「もうこんな時間ですか」と思わず言ってしまった。身体を起こすのはしんどかったけど、一度起こしてしまえば何てことない。そしてやはりいっぺんに食料を口に入れすぎたかもしれない。これでおなかが痛くなったら本末転倒だな。早く尿の管が抜けて、自由に歩けるようになりたい。ベッド周りのもの以外に手が届かなくて大変だ。
それでは、おやすみなさい。