土曜の夜、床についた時間に「私は本屋をやめたいのだな」と気づいた。やめることを考えたら、気持ちが軽くなってきたのだ。おやすみと言った後だけど夫のところに戻って、いろいろ話をした。
今の私は本屋として人々に貢献できていないなと思った。コストコへ行って、この辺りにもたくさんの人が住んでいることが分かった。この人たちの中に、うちのお店の存在を知ってる人はいないだろう。圧倒され、諦観してしまった。私は誰の役にも立っていない。
翌日、日曜の朝。夫が私に「本屋をやめてほしくない理由」を話す。「でも妻さんの人生だから、やめたかったらやめればいいんだよなと思った」と言った。が、私はその理由を聞いて、まだ続けてもいいなと思うようになった。
色々考え、せめて週に1回だけでも店を開いたらどうだろうと思った。土曜日に固定するとか。予約制だと来る人がどうしても限られてくる。そして、わざわざ予約しても、一度行ったらもういいやと思っている人がほとんどだろう。再び来てもらうには、お店を開けておくのがいい。定期的にお店に行くようにすれば、通販を再開する目処も整ってくるかもしれない。
もう夏のうちは誰も来ないと思っていたのに、最近2件予約が入った。退院後初めてお店を開けることになる。
もう水曜だし、あったことをつらつら書き並べただけだけど、本当にやめようと思ったことと、でも、こうすればいいのではと久しぶりに前向きになったことを記しておきたかった。
そして今日は調子がよくない。昨日は3日ぶりに早く眠れたのに、それでも起きるのが遅かった。昨日の早朝に隣人の足音に起こされ、何とかしてほしいと不動産屋さんにメールを送るもリアクションがない。担当者がお休みを取っているのだろうか。そもそもメールではなく、電話をしようと思っていたのにそれができなくてげんなりしていた。隣人のことは5月にも相談していて、全く改善されないから電話ならこちらの気持ちをより汲み取ってくれるかも、と思ったからだ。金曜までに返信がなかったら電話してみよう。今度こそ。