Duolingoとは、手軽に外国語が勉強できるアプリである。夫がずっとやっているので、私も気になってきていた。そして今日、とうとう始めてみた。
元々英語がとても苦手だった。長文を読むなんてもってのほかで、模試は問題を見ずに4択を解いたら普段より点数が良かったので、以降長文問題を自力で解かなくなった程だ。そもそも解けていなかったのだし。その苦手意識の根本的部分を見つけたのが近年のことだ。
うちの店名は現在『書店リコッタ』だが、以前は『Books Licotta』と表記していた。しかし、組合やイベントなどで他の店名と並んでいると、自分のお店の名前が見つからないのだ。それどころか、マクドナルドのテーブルにデカデカと英語で何か書いてあったのだけど、これを文字として認識しておらず、何だこの模様は?とよく見たらアルファベットだった、ということがあった。そうか、私はアルファベット自体が認識できないのだと。あと25年くらい早く気づきたかった。
それから、英語があれば意識的に読んでみようと思うものの、そうは上手くいかない。そもそも目に入っていないのだから。今更だしなという思いと、少しでも何とかしたいなという思いと両方あった。
夫がやっていて「自分もやってみよう」という気になれたのは、「自分でもできそう」と思ったからだろう。私の耳でも聞き取れるような単語が多く聞こえてくる。初級の初級からやれば自分でも解けるだろう。これでも中1までは英語の成績が良かったのだ。何の自慢にもならない。
前置きが長くなってしまった。とにかく「英語に慣れる」ことで、少しでも克服したいということだ。早速やってみた。カフェの単語かららしい。最初は読み上げられた単語を一覧から選ぶところから始まり、簡単な文章を英訳和訳したりした。最初の画像「コーヒーと紅茶」だったら「coffee and tea」とだけ選べばいい。そのうち「A coffee and a muffin please」とかになってくる。油断していると、突然書き取り問題が現れた。coffeeをcaffieとか、helloをhalloと打ち間違える始末だ。あと突然発音をさせられて戸惑った。1人でも声をだすのは照れが混ざる。
そしてこのアプリのいいところは、同じ問題が何度も何度も出題されるところだ。同じ単語や文章に何度も触れることで、自然と慣れてくる。これはいいなと思った。しかし、さすがに飽きてきたというところで『とび級』なるものを見つける。テストを受けることで、この項目(カフェ)をスキップすることができた。一発で合格できたのは、やはり繰り返しのおかげだろう。
何がすごいって、「自分にもできた」だけでもすごいのに、「楽しい」という気持ちになったのが驚いた。そのぶん疲れたので、延々とやることはできなかったけれど。せっかくじっくり覚えたので、新しく詰め込みすぎない方がいいなとも思った。目的は「英語に慣れる」ことだから。アルファベットを認識できるようになるかは分からない。できるようになるといいな。とにかく、明日もログインするのを忘れないようにしよう。