本に頼る

licotta
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県立図書館へ向かった。昨日、自分の店に行ったが、本日も用事ができたからだ。図書館には星乃珈琲があるので、そこで気持ちを整理しようとメモをカバンに忍ばせた。でも、その前に図書館にはちゃんとした役割があるじゃないかと思い当たる。

『あきらめない妊活 キャリアと不妊治療を両立させる方法』医学棚より。きれいめの本=比較的情報が新しいので一択だった。

『誰も教えてくれなかった 子どものいない女性の生き方』目的はこのテーマの本で、果たして存在するのかと探してみたら社会学の棚で見つかった、男女・フェミニズム。ジェンダー等の本が並んでいる場所で、著者くどうみやこさんの本だけが2冊あった。これも新しい方がいいかとこちらを手に取ったが、著者が前の本で子どもを諦めた理由を書いているというので、コーヒーをいただきながら1章だけ読み、棚に戻した。

『誰も教えてくれなかった 子どものいない人生の歩き方』著者が先に出した本を借りてきた。

「子を持たない女性はどう生きているのだろう」昨日ぐるぐる悩んで、改めてここに目を向けた。そもそも、自分が子どもが欲しい理由って何だろうと。仕事がうまくいかなくて家にいることが多い。料理を作ることができないので専業主婦にもなり得ない。虚無…もしこの水戸という地で夫が不慮の事故とかで先立つようなことがあれば一人で生きる気力なんてない。せっかくなので2人の間にできた子どもを見てみたい等、自己都合もいいところだった。誰しも「子どもを作ろう!」なんて考えて妊活する時点で自己都合なんだろうけど。ただ、それがリスクや先々の苦労に見合っているのか?と考えると、見合っていなさすぎる気がしてきた。

子どものいない夫婦。おそらくそれなりにいる。その人たちはどうやって暮らしているんだろう?話を聞ければいいが、この条件でなかなか腹を割って話せる人なんていない。1章だけ読んだ『子どものいない女性の生き方』によると、子どもを作ることを諦めても、後悔したり引きずったりする期間が人それぞれにあるらしい。すっぱりすっきりする人もいるし、1年くらいで悩みが消えたり、10年以上引きずる人もいるらしい。みんなそういう気持ちを持つのだな、と分かると少し楽になる。

子宮筋腫のことも気になって本があればいいなと思ったが、詳しく書かれていそうな本は見つからなかった。自分に巣食う7cmの筋腫は、妊活をしないという判断をしたとしたら取らなくてよかったのでは?となるのかどうか。筋腫は余程ひどくない限り放置されるらしい。閉経すると治まるらしい。取ったところで再発もするので、子を望まなければ子宮ごと取ってしまう手術を選ぶ手もある。しかしここ半年くらい、生理のときに一回に出る出血が半端なくなってきた。おそらく筋腫のせいである。30分に1回トイレへ駈け込んだり、日中なのに夜用のナプキンを付けたりと大変である。家にいることが多いのでまだいいが、外に出る用事がある場合はいつこの波が来るのかと思うと恐ろしい。先日のイベントのとき、生理が来そうだったので夜用ナプキンをトートバックに入れた。デカい。外に持ち歩くようなものではない。結局この日は生理がこなくてよかった。ここまで書いて、タンポンという手があったかと思いつくが、使用したことがない。一気に襲い来る多量の出血に耐えられるのだろうか。…調べたら多い日用というのがあった。そりゃそうだよね。これ外のトイレで装着できるのだろうか。ショーツを脱いだ瞬間にも出血するような状況だと難しくない?

生理の悩みになってしまった。うーん。この悩みが解消するなら、手術も前向きになれるかな。手術したあとすぐ「やっぱ妊活やめる」ってなったとき、見合うものなのかな。見合うとか見合わないとかそんなことばかり考えている。

悩んだとき、本に自分と向き合える術がある。これを知っているだけでも人生が違う。なので、普段は本を読まなくても、選択肢として本を手に取ることが自分の中にあることが大事。的なことを言いたかった。たぶん。