まさかの負傷

licotta
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公開:2026/3/9

夫作ドーナツ。揚げ加減がちょうどよくておいしい!

そういえば妊婦ってぎっくり腰になったらどうなるんだろう、湿布(ロキソニンテープ)使えないし大変だよなぁ、と数日前に思っていた。まさかこれがフラグになるなんて。

おととい、土曜日。通販作業に目処がついたので、棚を片付けるために本を箱に詰めていた。下の方のをしゃがんだ状態で、片手で数冊の本を持って段ボールの方へちょっと、ほんのちょっと体をひねったとき。

ん?

腰やった???

ほんのちょっとを強調したのは、ひねり動作はおなかに負荷がかかるので本当に少ししか動かすことができないからだ。20度くらい?腰に痛みが走ったが、そんなに痛くない、大丈夫大丈夫と思っていた。だがしばらくして、徐々に痛みが増してきた。どうしよう。マズい。ぎっくり腰はマズい。産婦人科に電話してみた。「ぎっくり腰になったんですけど、何か、何か良い手立てはありませんか…」今まで産婦人科からは痛み止め、花粉症の薬、点鼻薬、乾燥の塗り薬と色々処方してくれていたのてま、また何か効くものをくれるのではと期待していた。が。「まずは安静にしてもらって、整形外科に行くとか痛み止めを飲むとか、薬局で薬剤師に聞いて妊婦にも使える湿布を購入するとかしかないですね…」絶望である。土曜午後と日曜は医者は開いていないし、薬局も大抵薬剤師さんがいない。とりあえず痛み止めを飲んだ。夫が「骨盤ベルトいいらしいよ」と言うので、帰りにベビー用品のお店に寄った。骨盤ベルトは妊娠中におなかを支えたり産後の崩れた骨盤を支えるのに使用する人が多いらしいから、いつか買うものなのかなぁとぼんやりとだけ思っていたのだけど、まさかこんなタイミングで購入することになるとは。

私たちの住処は2階だ。階段は一見大変そうだけど、手すりがあるのでただ平坦なところを歩くより楽だった。今まで2回ぎっくり腰になったことがあるが、そのときは腰を曲げたおばあちゃんスタイルで何とか歩けていたのに、今回はそれプラス何かに捕まらないと歩行が困難だった。洗面台で手を洗うときもからだが支えられないので、腕を縁に乗せてくしゃくしゃと洗った。そしてすぐに横になった。

ごはんできたよ、と声をかけられ身を起こそうとするものの、身体が動かしづらかった。何とか起きてうまいうまいと箸を動かし、食後しばらくしてまた横になった。左側を向いていたのだが、そのうち体重がかかっているところがしんどくなってきたので逆向きになろうとした。

う、動けない…

まずは仰向けになろうと身体を45度動かしたところで痛み発生。天井が半分見える。あっ、うっ、と言いながら、時間をかけて何とか右向きになった。すると次は、トイレに行きたくなった。肘をついて身を起こそうとする。が。

う、動けない…

胴体を30度起こしたところで固まってしまった。それ以上起こすことができないので一旦身体を下ろそうと思ったが、それもできない。詰んだ。人生詰んだ。そう思った。トイレに行けない。生きていて今までこんなことがあったか?手術後に尿管を繋いでいたことを思い出す。あれがいま必要だ。しかしここは医療機関ではない。

夫に四つん這いになってもらってそこにしがみつき、時間をかけて何とか起きあがりトイレまで手を引いてもらった。フタを開ける、下を脱ぐ、トイレットペーパーを引っ張ってちぎる、手を洗う、全てが困難だった。脱いだものは全て置いてきた。入浴は不可能だと判断したので、身体を拭いて新しい下着とパジャマに着替えようと思ったからだ。「死活問題だ…トイレもまともに行けないなんて…」とぼやいていたら、「湿布買ってくるよ!」と夫。妊婦にもさほど影響のなさそうなものをいろいろ調べてくれていた。病院が言ったように本来は薬剤師に聞いて購入すべきなんだけど、完全に背に腹は替えられないという状態になっていた。湿布を貼り、トイレに行きたくなったら起こしてねと言ってもらって就寝した。

明け方、トイレに行きたくなった。ゆっくりだけど身を起こすことができた。よたよたと歩いてみる。これなら夫を起こさずにすみそうだと安心するが、やはり何かに捕まらないとうまく動けなかった。通販作業がまだちょっと残っていたので、午後には外に出た。お申込みいただいた本に傷みがあったので、お客様にお伺いを立てていて保留になっていたものだ(お店の本は大切に扱ってね…ほんまに…)杖が欲しいなと思っていたところ、玄関先に傘があったのでそれを支えにして歩いてみる。いいかもしれない。完全に動きが老人だが仕方ない。

人として最低限動けるようになってよかったな、と安心しつつ作業を終えて帰宅。横になって爆睡していた。ごはんできたよの声で覚醒し、身を起こそうとすると…

ビキッ

痛ああああああ

またも行動困難になってしまった。夫に手を引いてもらいトイレ、入浴はもちろんパス、次の日マシになっていることを強く願い就寝。

本日明け方。尿意を催し身体を動かしたら、何とか起き上がることができた。ひと安心しつつも、油断しないでおこうと固く決意する。夫が仕事に出かけ、いつものようにカフェオレとトーストという簡単な朝食を準備しようとするものの、やはりとても難しかった。大人しくカロリーメイトにしておけばよかったと後悔。ちなみに今日は美容室に行く予定だったが、土曜の時点でキャンセルしていた。

前回ぎっくり腰をやったのは去年の3月。ちょうど1年前か。もうなるまいと治ったあとからプランクを毎日やっていたら、普段の腰の調子がとても良くなった。妊娠が分かってからは、身体に負荷がかかるのでやっていない。9月末からだ。妊婦は腰痛になりやすいと聞くが全然そんなことはなく、筋肉貯金ありがたいなぁと思っていた。何ヶ月も経ち、筋肉貯金ってそんなに持つ?とちょっと疑問に思っていたところだ。まさかこんな形で表れるなんて。ほんと勘弁してほしい。しかも何でもない動きのときにだ。どう防げばいいのか。前日から作業をしていたから全体的に負荷がかかっていたのだろうか。いつものぎっくり腰より症状が重いのは妊婦だからか、たまたまなのか。もう分からん。とりあえず平日は予定がないので横になっていればオッケーだし早く治ってほしい。

@licotta
本屋やめます。妊娠中 lit.link/licotta