甥っ子にサンリオの推しができたらしい。妹から連絡があった。ピューロランドに行きたいって。すぐにでも連れて行ってあげたい。乗り物に乗るからもうちょっと大きくなってからかな?まだ2歳なのに将来有望だ。ちなみに私も夫もサンリオが好きなのに、ピューロデートがまだなので行ってみたい。(私自身は友人と15年前に行っている)
ちょうど妹と話したいなと思っていた。基本的に自分から連絡するのが苦手なので、今回の連絡は助かった。
「医者から体外受精をすすめられてるんだけど、色々大変やんな?」と尋ねると「大変やと思うよ」という返事。どうやら私は妹が『体外受精』を経験していると勘違いしていた。妹が行っていたのは『人工授精』だった。別物だ。それを5回行ったが、最終的には自然妊娠だったらしい。
費用から全然違う。妹が「体外受精の方がたくさん産婦人科に通わなきゃいけないんじゃないかな」と言っていて、このサイトを見る限りそんな気がする。
身内に高齢出産をした人が2人いるのだけど、双方とも体外受精だったことも知る。「それよりも」妹は言う。「おねえがちゃんと育てられるかどうかが一番ネックやな」
そうか…やっぱりそう思うか……
それから色々話してくれた。産後うつのこと、子が1歳半くらいまで朝まで眠れず、眠れないと脳がやられるということ、保育園に預けることができる条件のこと、ベビー用品を揃えるのにいくらかかるかということ、などなど。今も先のことを思うと、心配ごとしかないらしい。
「産んだあとの方が大変」それはそう。子からは逃げられないもんな…と言ったら「それ」と相槌を打たれる。
妹の本質からの心情も色々聞いたけど、これは彼女自身のことなので省略する。自分の妹のことなので、なるほどなぁと思いながら聞く。
自分のことも思い直すことができた。私は未だに子どもが欲しいのかそうでないのか悩んでいて、欲しい側の理由が「いなくて将来後悔しないか」というところが大きいと気づいた。妹は、彼女の旦那が強く希望したというのが大きい。うちの夫は…今はどう思っているのだろう。聞く必要がある。
「でも正直、おねえのこと羨ましい。旦那さんと仲良くて、子どもがいなくて二人で自由にしているのは本当に羨ましい」
「そっかぁ。私は甥っ子見てると子どもいいなぁって思っちゃうよ。大変ななのは分かるけど、分かってるつもりで何も分かってないだろうけど…」
「隣の芝生は青いってやつやな」
「そんな言葉使うようになったんか」
「毎日『産まれてきてくれてよかった』って言ってるよ。自己肯定感上げなきゃ」
「自己肯定感大事」
私たちは自己肯定感を親から踏みにじられてきたので、こういった言葉がけはとてもいいことだと思う。
また写真送るね、と言われ通話は終了した。妹は通話しながら夜ごはんの仕込みをしていた。14時頃だ。本当にがんばっていてえらいと思う。
私と妹の違いは、周りにサポートをしてくれる人がいるかいないかというのが大きい。私も夫も実家が遠いので、この地には身内が誰もいない。妹はサポートがあっても心身大変だったみたいだし、それを考えるととても自分には無理だ、と確かに思う。
まだまだ手探りだけど、今日妹と話せてよかった。