絵を描くということ

licotta
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絵を描きたい、と漠然と思うことがわりとよくある。でも肝心の「何が描きたいか」が分からない。そんな中ペンを走らせても気に入るものが描けないのも体感として分かっている。なぜ描きたいと思うんだろう。子どもの頃から学生時まで、描きたいものが無限にあった。あのときのパッションはもう戻って来ないのも、もう分かっている。最近漠然と思っていたのは「どんな絵が描きたいか」だ。私は自分の絵柄が好きではない。あと、鉛筆で描くのが好きでデジタルと相性がよくないのかも…と思うことがよくある。

昔はいろんなサイトを回って上手な絵を見つけるとときめいていた。今はSNSを開けば上手い絵が無限に流れてくる。pixivで延々とあされる。みんな上手いのに、ときめきがないのだ。そんな中、やっと「好きな絵」が分かってきた。線が均等でポップでキュートなやつだ。レトロでもモダンでも、とにかくかわいいと思う。デフォルメがすごくかかっている。しかしこの絵柄は、私の素の絵柄とは正反対だ。自分の絵はこれといった特徴がないし、「どちらかといえば少女漫画っぽい」と何度か言われたことがある。長い髪を細かく描いたり、まつ毛をしっかり描いたりするのが好きだ。でもそれが、デジタルに落とし込めない。ペンの調整や練習をたくさんすればいいのかもしれないが、何だか感覚がつかめない。

『アイビスペイント 均等な線』とググってみた。アイビスペイントは私のiPadに入れているお絵かきアプリだ。ハードペンを使うといいという知恵袋が出てきた。早速ハードペンを選び、アップルペンシルをにぎる。筆圧で太さは変わらないが、描き始めに力が入りブレてしまう。縦に何度も線を引いてみた。何度も何度も。描き始めがスッとなるように。ある程度やったところで、ラフを描き始めた。

満足しきっていないけど、マストドンでいっぱいリアクションいただけたので載せちゃう。推しのアイドル周防桃子センパイ。練習を継続するのは難しいかもしれないが、とにかく描かなきゃ思うように描くことなんてできない。線をもっと練習しよう。色ももっと研究しよう。色はこれでもかなりマシな方で、本当に色つけのセンスがない。あと、アイドル服を細かく描き込むのが好きなのだけど、やはりこれはアナログで、鉛筆を握りながらでないとノらない気がする。ポップな絵って描き方指南が見つからない。まずは絵柄を安定させてから、好き勝手描ける術を身につけたい。気長にやろう。