平家物語 犬王の巻

感想など
·

『平家物語 犬王の巻』古川日出男 河出文庫

 あらゆる物語には続きがある。例えば続篇があり、たとえば異聞がある。どうしてそんなものが生まれてしまうのだろうか。一つには、物語が語られては消え、語られては消え、読まれては忘れられるからだと言える。

 なれども、それだけでは単に儚いではないか。

(11頁)

 

小烏丸を修行に出したせいかわかんないけど、ふと読み返したくなったので読んだ。読んだら映画も見たくなった。明日借りてくるか……。

小説「平家物語 犬王の巻」は「語り」で映画「犬王」は「アニメーション映画」なのしみじみとすげ〜…と思う。どちらかというと映画のほうが好き(映画を先に観たのもあるかも……)なんだけど、この小説の読後感めちゃくちゃ癖になるんだよな。満足した。

@lights
ひとこと読書日記みたいなもの。気負わずやります。よしなに。