背伸びを続けるあなたへ。あなたは誰のために戦うの?

Lily
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留学先。英語もわからず友達もろくにいない私。

毎日1つミッションをつけては発言に挑戦したり、友達作りを挑戦したり。

多分、自分の夢に向かって、どうにかどうにかもがいてたんだと思う。

奨学生になったこと。

留学にパスしたこと。

論文で賞を取ったこと。

朧げな未来だけれど、少しずつ自分が頑張っているのはよく知っていたの。

でも、今日それが一気に崩れた。

自分を守っていたものも全部壊れてしまって、初めてこんなに泣いた。

あの人の成功。

きっとその裏にはたくさんの数えられない努力が隠れている。

でも、少しだけ、少しだけ素直に受け止められない自分がいた。

彼が成功すること、それは「見返したい」想いを焦らせた。

私はよく知っている。

私には私のペースがあることを。

私はよく知っている。

私は自分の戦いだけを見つめるべきことを。

それでも、まだ22年分の心じゃ受け止めきれなかった。

悔しくて、辛くて、涙がボロボロ溢れた。

「誰のために頑張ってるんだろう。」

こんなに美しくて、こんなに素晴らしい人生にそんな言葉をかけてしまうぐらいだった。

でもね。同時に私にもう一度、自分のために頑張ることを教えてくれた。

私の人生は誰かのために作るものでもないし、誰かのために乗り越えるものでもない。

紛れもなく、私が主人公だから。

私は、私のために、私を生きる。

大丈夫。私ならきっとできる。

もう一度夢を描いてみよう。

もっとクリアに、もっと遠くまで。

今度は2度と迷わないように。ちゃんと歩いていけるように。

最後に笑っているのは私なんだから。

もう一度、踏み出そう。

さぁもう一度いってらっしゃい。小さな私。