おでんおいしい。
なぜならば冬だから。
ということで、おでんの大根の副産物の話をしよう。
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おでんの大根はしっぽの方を使う。
葉っぱの青首じゃない方がしっぽ。
3センチくらいの厚さでざくざくと大きい大根を切って
ぐるりと桂むきして、丁寧にやるなら面取りもする。
自分で食べるおでんはそんなに気にしないので
角のたつ大根を大きい金ぴか鍋に水と共に入れて火にかける
おでんのだいこんの話はここまでで、本題はむいた皮のほうだ。
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桂むきするのも職人技のような透き通る薄さじゃなく
1ミリ程度の厚みの皮がまな板の上にどっさり残っている。
今回の材料は余った大根の皮が主役
にんじん・油揚げ・調理酒・砂糖・ほんだし・醤油
大根の皮だけあつめて短冊切りにざくざく切って
保存袋にいれて冷凍庫で一晩寝かせた翌日。
にんじんも近い大きさになるように短冊切りして
長方形の油揚げを1枚と半分も短冊切り。
おでんに入れる牛すじを下茹でして油の馴染んだフライパンに
大根・にんじんを入れて炒めていく。
すこし水分が抜けてきたら調理酒はとぽぽぽぽくらい
砂糖をおさじの半分くらい。
ちょっと甘いくらいがいい。
お酒を煮切ってお砂糖がなじませる。
煮汁がちょっと少なくなっちゃったからお水を少し足す
ほんだしぱささささーっと入れて、醤油はぐるっと。
全体的にうすく醤油色になったらできあがり。
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干してない切り干し大根の煮物みたいなものになるんだけど
1回冷凍してるから生の大根から作るのとはまた違った感じ。
大根の首の方はスティック状に切り出して
味噌とマヨまぜたやつ付けて食べるとおいしい
その時に出来た大根の皮も冷凍しておくと
あとでまとめて炊いたんに出来て1品簡単に作れる。
明日起きたらご飯と一緒にたべよう。