先週おもしろかったコンテンツ(3/3w)

Lisa
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先週に読んだもの・見たもの・聞いたものからおもしろかったコンテンツをめも兼ねて紹介。

1. ドラマ:不適切にもほどがある!

Netflixでep1-5まで視聴。一時帰国時に幼馴染の両親から、このドラマは最高に面白いと薦められたため。どうやら日本でも話題になってるドラマのよう。

昭和から令和の時代にタイムスリップするおじさんの物語。昭和の時代では当たり前にしていた行動や発言が、令和では常識はずれとされることに驚きを感じつつも、令和の人たちに昭和おやじの観点からズバッと指摘して仲良くなっていく話。

このあらすじは一見つまらないのだけど、必ず最後にミュージカルでオチを作るところや、昭和と令和どちらも否定せずに皮肉的かつコミカルに時代を描いているところや、阿部サダヲをはじめとする主演やゲスト陣の演技力、昭和のスタイリングや美術のこだわりなどで一気に引き込まれるドラマ。普段ドラマ見ないのに、一気に5話見てしまった。妙にミュージカルの歌がクセになる。

このコンテンツが刺さるのは30代半ば〜70代くらいの会社勤めの人と推定する。昭和のおやじと同世代か少し上の世代から、おやじを上司にもったことのある世代。逆にいまの10代から20代には理解不能なコンテキストがたくさん埋め込まれている気がする。そして、日本独特のカルチャーでハイコンテキストなので、海外では絶対ウケなさそう。日本人でこの感覚わからないと面白くない。そこが韓国ドラマと日本のドラマの違いだよね。世界に通用する韓国コンテンツと、日本にしか刺さりにくい日本コンテンツ。

特に1-2話の赤ちゃんを抱えながら働きに出る女性の悩みは同じ立場としてグッときた。東京で子持ちで働いたことないけど。仲里依紗がいい味出してるのよね。

コンプライアンスや働き方改革でみんな幸せになってるのかな。日本社会の変遷を描いているようなこのドラマは将来的に社会学の研究対象になりそう。日本では今週最終回で、海外Netflixで見れるのは4月15日(6-10話まで一挙に公開)。あと2週間、待ちきれない。

一緒に見ていた夫は、「主人公のおじさん、たまにりさパパと同じ発言するよね」と笑ってた。昭和の父だもん。

あまりうまくまとめられなかったけど終わり。先週は自宅保育や社交活動でほとんどコンテンツ摂取できなかったので短め。今週はK-POP新譜たくさんあってすでにワクワク。

@lisa
パリで家族3人で暮らしています。「アートで心が豊かな社会をつくる」ために、いろいろやっています。フランスでの日常、子育てのこと、アートのことなど。www.theartscene.com