先週(&先々週)に読んだもの・見たもの・聞いたものからおもしろかったコンテンツをめも兼ねて紹介。体調不良のため2週間まとめて紹介。
1. JOE HISAISHI SYMPHONIC CONCERT:Music from the Studio Ghibli Films of Hayao Miyazaki in Paris
最高だった。エッセイにしたので本記事では割愛。
2. 離婚しようよ - Netflix
不適切にもほどがある!つながりで視聴。TBSの初めてのNetflix共同制作作品。不適切〜と同じくクドカン氏脚本・磯山晶氏プロデューサー(+大石静氏が共同脚本)。離婚したくてもできない女優と世襲政治家の物語。シーンごとに担当を変えた共同脚本ならではで、コメディとラブストーリーが良い塩梅で、俳優陣の演技も最高で一気に見れたドラマ。
誰しも結婚する前は離婚することを考えないし、日々の生活(彼らの場合は選挙活動や女優活動)に邁進する中でなんで離婚するんだっけ?と疑問に持つ気持ちもわかる。幸せになるはずの結婚生活が、離婚という結果に終わること。最後の9話だけがストーリーの持っていき方があまりに残念だったが、8話までは夫婦の葛藤やあるあるを時に面白く、時にシリアスに描けていた。
愛媛の選挙を舞台に物語は展開していくのだが、美術の撮り方もよく愛媛に行きたくなった。完璧な女性がダメな謎な男にハマっていく様子もリアリティがあった。にしても不適切〜と同じ俳優ばかり出てるのが気になった。仲里依紗、錦戸亮、山本耕史、古田新太など。そこも含めて日本のドラマっぽい。にしても仲里依紗がヒステリーになって夫にキレる演技は最高。
3. NCT DREAM - Smoothie
超売れっ子NCT Dreamの新曲。兄グループNCT127の方がエッジィな楽曲で好みで、DREAMは爽やか若手のイメージがあり正直そこまで好きではなかったが、今回の曲は大人+ダークさに寄せてきてよかった。127の主要メンバーが軍隊行きを控えているからイメージチェンジかと穿った見方。やっぱりマークのラップとヘチャンの特徴ボイスがクセになる(他メンバーはまだ顔と声の識別ついていない)。アルバムも全体的に良作ばかりでSM制作陣の層の厚さを感じた。曲はSmoothieよりもicantfeelanythingが好み。
4. ILLIT - Magnetic
HYBEの新人女性アイドルILLITのデビュー曲。初めて聴いた後にサビのYOUYOU~と電子音が中毒性あるなと思っていたら、やはり国内外のチャートを席巻している模様。華々しいデビューになった。
5人組、黒髪ロングのビジュアル、トレンディな音楽の共通点があることからNewJeansに似ていると思った人は私だけでないはず。別レーベルとはいえ同じグループ会社で寄せてきているのは間違いない。ILLITの方がより少女らしさを強調しているけど。
メンバーは全員10代で2人日本人(イロハちゃんとモカちゃん)がいるが、初見ではどの子が日本人かわからなかった。センターのウォンヒちゃんが逸材であることは一目で分かった。表情管理とアイドルらしい振る舞い...練習生期間が短くてもこの子のようなBORN IDOLはいるのよね。ウォニョンとは違うタイプで日本受けもしそうな子。
曲が良いとすぐにスターダムにのしあがれるK-POPの世界。彼女たちの実力を遥かに超えた評価と称賛。良曲をもらえるのは一強になりつつある事務所HYBEの力。早速歌番組で1位をととった際に披露されたアンコール生歌唱を聴いたが、とても歌手といえるレベルではなかった(彼女たちに限らないが...)。本人の実力よりも良曲とコンセプトで人気はつくれる。プロデュース目線では面白いが、本人たちはどうしても操り人形に見えてしまい複雑な気分。だからこそ私はセルフプロデュースアイドルが好きなんだ。アイドルというよりも、じぶんで表現するものがある"歌手"だから。。
5. V - FRI(END)S
BTSのVソロ曲。低音が沁み渡るJazzyな曲。普通に米国や欧州でも流れてそう。彼はBTSの中では人気のわりに事務所からは不遇な扱いを受けているけど、ソロではのびのびやりたい方向性の音楽に舵を切っていてよかった。
6. Kiss of Life - MIDAS Touch
2023年デビュー4人組・Kiss of Lifeの新曲。彼女たちこそセルフプロデュースで良い曲をつくっている上に実力もあるILLITとは対照的な存在。デビュー曲Shhhがいちばん好きだけど、今回の新曲も悪くなかった。2000年代の洋楽らしさ—ブリトニーやアギレラなど—を現代風にアレンジしており、MVもギラギラ当時の雰囲気醸し出してる。全員歌が上手く声質もいい。特にベルちゃんの声が好み。パフォーマンスはジュリちゃんが目をひいた。やっぱ加工音じゃなくて、こういう自分の本物の声で勝負している子たちの曲を聴きたくなるよね。
今回はK-POP新譜ラッシュでK-POP多めだったな。残念ながらBabymonsterちゃん(BLACKPINKの妹分)たちは何度かMVや歌唱ステージ見たけど刺さらず紹介はしません......。