化粧(メイク)の話

liyu_why
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誰に会うとか見せるつもりがなくともなんとなく化粧をして外に出たい日があり、今日がまさにそういう日だった。体調も概ね安定してきたので、気分転換も兼ねてメイクをして少しだけ外に出ることにした。今日はいつものコンタクトでなくメガネ(元々目は悪いので、度入り)の気分だったので『メガネに合うメイク』を試した。自分ではうまくいったと思っているが、やはり誰に見せることもないのですこしさみしい。とは言え自分の顔が少しでも綺麗に見えると、嬉しいものである。普段出勤する時は毎回化粧をしないでいるのは、単に「朝の時間を化粧に割くより睡眠に割きたい」という気持ちからくるものだが、だからこそ気が向いた時にする化粧はとても楽しいし、それがうまくいったときの満足度も高い。いろんなメイクを試すのも楽しいと思えているし、もっといろんな化粧品も試してみたい気持ちもある。

誰かに好かれる顔になりたいというよりは、いわゆる「自分ウケ」を目指している。化粧は私にとって、最終的には自己満足の世界だ。もともと、自分の素顔には自信がない。でも、自分でどうにかできるなら、自分で可愛いとか綺麗だとかと思えるものにしたい。誰かの真似でも、私が可愛いと思うなら試してみたい。それを繰り返して、最高の顔面を作り上げることができればとても嬉しいと思う。ついでにそれを見た誰かが「可愛い」と言ってくれたらもっと嬉しいかもしれない。承認欲求の塊なので。

1日の終わりに化粧を落とす瞬間は少しかなしくなる。その日の化粧がうまくいっても、そうでなくても、化粧によってついた少しの自信も一緒に落とさなければいけない気がするからだ。今日も入浴のついでに化粧を落としてしまったけれど、そのあとにふと見上げた鏡に映る自分は野暮ったくて、俯き気味で、何の面白みもない人間のように思えた。(実際、そうなのかもしれない)それだけ、顔面を覆っていたものが私に自信を与えてくれていたということでもある。

悩みとしては、現状の手持ち化粧品にあまりにもピンク系のものが多いので、そろそろ色にバリエーションを持たせたい。特にくすみピンクから脱却したい。とは言っても、ブラウン系やオレンジ系を所持していた時期もあり、しかしほぼ使わず廃棄していたので多分命の危機とかになるまではずっとくすみピンクを使っている気がする。中でもホリカホリカのマイフェイブムードアイパレットのムーニーが本当に好き。ずっとこれしか使っていない。誰の影響を受けているのかすぐバレる。

遺影まで可愛い私でいたい。使うことあるのかわからんけど。遺影を撮る機会があれば、最大限の自分好みのメイクをしてそれを残したい。もし私のことを忘れたくない人がいてくれるとするなら、その人たちの記憶にも綺麗な私が残ってくれればいい。いつか遺影も撮っておきたい、死ぬ予定は今のところないが…

@liyu_why
しずかにします