2024/03/17雑記

logic_a_frui
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 今日は引っ越しの準備で一日が終わってしまった。しかし退屈な作業に終始した一日ではなかったことは間違いない。

 午前七時に起床してすぐ、私はいそいそと炊飯器に残っていたご飯を茶碗によそった。茶碗一杯には少し足りない米飯の上にたれをかけて混ぜた納豆を開け、米粒をほぐしながら納豆のねばつきを混ぜていく。納豆の香りが周囲に立ち込める卓上から茶碗を取った私は、納豆ご飯となった茶碗の中身を箸で取り、そっと口に入れた。賞味期限を二日過ぎた納豆は、まだ食用に耐えると主張している。朝食の時間は十分もしないうちに終わり、歯磨きセットを手に洗面所に向かった私は、歯を磨いてから口をゆすぎ、さっぱりした口の中に満足しながら部屋にうずたかく積まれたガラクタの類を分別する作業に取り掛かった。

 昼前の日差しが窓から差し込み始め、ちょうど動かなくなった扇風機のモーターが焼けていることを確認し、大きなゴミをまとめるために設置した大きな段ボールトレイの上に載せたところでこれまで住んでいた寮の部屋が存外広かったことに気づいた。ゴミ袋五つ分のガラクタが鎮座していたのだから当然と言えば当然だが、ものが多い部屋は狭く感じるのだと強く実感した。それで片付けに夢中になり、昼食の時間はどこかへ飛んで行ってしまった。

 結局夕方まで何も食べていないな。そんなことを思いながら風呂に入り、部屋に戻る前に洗濯機に洗濯物を放り込む。片付けで出てきた洗濯物もついでに洗おうとしたら、洗濯槽が満タンになってしまった。めったに使わない分量の洗剤を洗濯機に入れ、スタートボタンを押す。洗濯機は苦しそうな音を立てて回り始め、スムーズな動きになって洗濯を始めた。明後日までに作業を終えなければならないことを忘れて、小説を書いていたらこんな時間である。あとで振り返ることができるように、前々から投稿しようと思っていたこのサイトに投稿する。