ヤフー川邉氏が語る「大企業の倒し方」を読んで

luca
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公開:2023/11/25

https://logmi.jp/business/articles/254868

局地戦

やはりこれは大きいだろう。私自身、比較的新興のインターネット系の大企業(創業10年前後)で勤務した経験があり、創業20〜30年前後の会社で勤務している友人と親交が深いのでよく聞く話だが、古参になり企業規模が大きくなればなるほど、チームの品質(モチベーションや勢い)が変化する。やはり大企業といえど個人の集合体でしかなく、メンバーひとりひとりの性質やモチベーションがプロダクトに直結する。大企業で一定の給料をもらいながらプロジェクトを回す人間と、人生を賭けてリスクを取り、新規事業を作ろうとしている者とでは勢いも覚悟も違うだろう。だからこそ、特定のセグメントや特定のプロダクトにフォーカスし、人材と資金を一気に投入することが勝ち筋となる。余談だが、この点、創業から60年以上経っても勢いが絶えず新しいサービスをボンボン生み出すリクルートはお化けである。社内文化の重要性を実感させてくれる。

情報戦

上場大企業と新興企業の大きな違いの一つは、決算の情報を読まるか否かという点である。「うむ、確かに」と言いたいが、まだ経営のセンスがなく、決算から戦略を読むようなことを得意としていないので何ともいえない。

余談だが、AmazonがAWSを開始した初期、AWSの事業の収益性の高さを競合から隠すために、敢えてクラウドサービスの売り上げを「その他」として隠していたという面白い話がある。

尖った人材を集める

「ベンチャーは尖った人材を集める」と川邉氏は言うが、やはりこれは創業者の大きなビジョンがあってこそだと思う。この点、私はまだビジョンが不明瞭な部分があるので、「この人と働きたい!」と大人に言わしめられるほどに、ビジョンを明確にしていきたい。

@luca
空き時間と体験を結びつけるアプリを開発しています。大学生。