今日はお友達が福岡にきていたので1日遊んだ。今月あたまからずっと楽しみにしていたので嬉しかったし終日大変楽しかった。最近ずっと編み物をしてらっしゃるので先週お話したときに「ニット帽がほしいです」とお願いしたら爆速で編み上げてきてくださった。被ってみたらもともとわたしの持ち物だったかのような馴染み方でなんとうれしいことか。帽子のアラン柄が「どんどん進んで全部に勝ってほしい」みたいな意味合いなのもとっても素敵! 身につけられる詩をいただいたような気持ち。大切にします。
今回の観光は太宰府がメイン。太宰府天満宮は2023年から本殿が大規模改修工事中で、2026年の5月くらいまで仮殿が置かれている。建築家の藤本壮介さんが手がけている建物なんだけど、楼門をくぐったら視界に森が広がって驚いた。こんな感じ。

屋根の上が森。この写真じゃわかりにくいんだけど、仮に置かれている新しい建物であることはわかりつつ、歴史ある空間にしっくりと馴染んでいて驚いた。これからも続く太宰府の長い歴史の中、これが見られるというのはかなり貴重な体験だったので行って良かった。久しぶりに筑紫庵の太宰府バーガーも食べた。世界一おいしい。
太宰府から市内に戻ってからは科学館を中心に六本松を歩き回り、パン屋に行ったり手芸屋に行ったり本屋に行ったりした。六本松はわたしの庭ゾーンだけど、行ってみたいと思っていた店や知らない店に入ったのでかなりわくわくした。プラネタリウムを見てから天神岩田屋の文喫にも行った。文喫も素晴らしい空間だった。本が好きな友達と軽食を取ってときどき飲み物休憩を挟みながら「これが好き」「これが読みたい」みたいな話をするのに最適な場所だ。チャンドラーの『ロング・グッドバイ』をプレゼントしていただき、わたしは清川あさみさんが手がけている『銀河鉄道の夜』の絵本をお渡しした。クリスマスのプレゼント交換会みたいだった。
そんな感じで1日大変楽しく過ごした。今日明日で読んでいる途中の『火星の人』を読み終えて、年末年始は『ロング・グッドバイ』と過ごそうと思う。