今日のZENKAIを通して「優しさ」について本気で考えさせられた。 本当に優しい人には、他人との間に「壁」がある。 その壁は、優しさや愛情の差によるものかもしれないし、その人と適切な距離を保とうとしているからかもしれない。
人に優しいことっていいことのようだし、優しいという言葉は褒め言葉として使われるけど、「優しい人」にとって優しさって良いものなのかな? 優しいから壁を感じている、優しいからなんか苦しい。もっと言えば優しさが凶器になる瞬間って、多分ある。
優しい人が優しいのは、あなたの都合に合わせるためなのかな?僕はそうじゃないと思う。
優しい人があなたに優しいのは、あなたに悲しい、辛い思いをしてほしくないからなんじゃないかな。もっと言えば、あなたが好きだからかもしれない。
きっと、あなたがしょんぼりしたり、怒ったり、泣いたりするのが嫌なんだと思う。逆に、あなたには笑ったり、喜んだりして欲しい。だから、あなたに優しくするの。
誰よりも、あなたの気持ちを考えてくれるのが優しい人だと思う。ともすれば、優しいという事実だけ切り取って見てしまうのは、すごく勿体無いことだし、その切り取りが優しい人を苦しめているかもしれない。
「優しいんだね、ありがとう。」
こう言ってもらえると、優しい人はきっと喜ぶと思うけど、その言葉限りで終わらせていないだろうか。もし言葉限りなのだとすればそれは「優しさの切り取り」だと思う。
優しい人が優しくしてくれた事実の奥の奥には、あなたを想うすごくあったかい気持ちがあるはず。あなたを悲しませたくないという、すごく繊細で、脆くて、そして寂しくも悲しい、雨みたいな気持ちがあるはず。
その気持ちに、どうか気づいてあげて欲しいし、僕も気づきたいと思う。
優しい人が、あなたの気持ちを誰よりも考えてくれているように。