Macにおいて画面と音を一緒に録画するには、
仮想オーディオデバイス
macOS標準のオーディオMIDI設定もしくは仮想ミキサー
macOS標準の「スクリーンショット」機能
が必要になる。
私の場合、①「BlackHole」でMac内部に音を流し、②「LadioCast」でiMacのスピーカーにも流すことで音をモニターしつつ③で録画していた。
先代のIntel iMacではLadioCastを使用中にブツブツというノイズが入るものの、録画にはそれが残らないので良かったのだけれど、新調したM2 MaxのMac Studioで同じ構成で録画すると動画がカクつくようになってしまって。せっかく新しくしたのにこれじゃあ困るぞ、ということで新しくOBS Studioを導入することにした。
ところが、おすすめ設定や解説の記事を読んでその通りにやってもどうしても画質が良くならず…ドウシテ…。
調べながらあれこれいじってこれなら大丈夫かなというところまでどうにか持っていけたので記録として残しておく(録画はFF14だけなのでそちらの設定も少しだけ)。
FF14
スクリーンモード:ウィンドウモード(画像解像度1920×1080)
→タイトルバー左のボタンでフルスクリーンに
OBS
※配信はしないため変更は出力→録画のタブのみ。出力モードは「詳細」から変更。
変更した項目は以下。
映像エンコーダ:Apple VT H264 ハードウェアエンコーダ
レート制御:ABR
ビットレート:56000Kbps
最大ビットレート:60000Kbps
冒頭に書いたように、Macにおいてスクリーンショット機能を使って音声を録画に含めるには仮想オーディオデバイスで内部へ音を流す必要がある。内部へ音を流すとスピーカーから音が出なくなってしまうので、仮想ミキサーやオーディオMIDI設定を使ってスピーカーからも音が出るように設定しなくてはいけない。
ところがなんと、Appleシリコン対応のOBSの現バージョンではそれが不要になったそうで。
つまり、事前に出力先をBlackHoleに切り替えLadioCastを立ち上げて入力&出力の指定を確認する手間と、ゲーム中に聞こえるブツブツという少々不快なノイズを我慢する必要が全くなくなったということ。
さらにMac版FF14には「起動中に出力設定を変えても実際の出力先は変わらない」という面倒な部分があって、録画するつもりなら起動する前に上記の準備をしておかないと画面のみの記録になってしまう(これに関しては不具合として公式フォーラムに報告したものの「再現せず」に分類されてしまったため、仕様として飲み込むしかないけれど納得しきれてはいない)。
OBSではこの点も気にすることなく、思い立ったらその場で音声を含めた録画を始められるわけで。
おかげで録画に関する不満が一気に解消されてしまった。素晴らしい。
ちまちまと書き進めているうちにMac Studioが届いて1ヶ月以上が経ってしまった。
さらには新調する理由となったFF14の7.0拡張版「黄金のレガシー」発売まであと1週間。今夜18時からは48時間のメンテナンスに入り、それが明けるとアーリーアクセスが始まるので拡張まで実質あと2日。
10年以上親しんだキャラクターはもちろん、NPCも生き物たち、建物や道端に生えている草に至るまで多くのグラフィックスが一新される。あの世界の風景が大好きな私としては楽しみしかない。
今日は現行グラフィックスの見納めをしてメンテを迎えようと思う。